【東京株式市場】 2018年9月19日

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株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続伸、終値は1月25日以来の高値水準

2018年9月19日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,672円(+251円、+1.1%) 4日続伸

  • TOPIX 1,785.6(+25.7、+1.5%) 4日続伸

  • 東証マザーズ総合指数 1,030.3(+3.8、+0.4%) 3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,775、値下がり銘柄数:279、変わらず:54

  • 値上がり業種数:32、値下がり業種数:1

  • 年初来高値更新銘柄数:106、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は16億235万株、売買代金は2兆9,670億円(概算)となり、いずれも前日より微増となりました。米中の貿易戦争懸念は残るものの、NY市場の大幅上昇などを好感したリスクオンモードが続きました。

売買代金は前日に続いて3兆円に迫る水準となっています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。寄り付きから高く推移し、後場の開始直後には一時+421円高まで上昇する場面が見られ、24,000円台回復が視野に入りつつあったようです。

ただ、大引けにかけて徐々に上げ幅を縮小し、結局、最後は安値引けで終わりました。4日続伸となったとはいえ、やや物足りなさを感じる終わり方だったと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きで4日続伸となりましたが、上昇率は日経平均株価を大きく上回りました。これは、中小型株を含めて幅広く買い戻されたことを示唆しています。

東証マザーズ総合指数は3日続伸、売買代金は5日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は8,285万株、売買代金は962億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金はほぼ横ばいとなっています。個人投資家の物色意欲に一巡感が強まった結果、売買代金は5日連続の1,000億円割れとなりました。ただ、投資マインドは冷え切っていないように思われます。

また、総合指数も小幅上昇となって3日続伸で引けました。今後は1,000ポイントを固める値動きとなるのか注目されましょう。

ソフトバンクGが年初来高値を更新、新興市場ではそーせいGが大暴落のストップ安

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時+4%高に迫る急騰となって年初来高値を更新し、ファナック(6954)も久しぶりに大幅高となりました。

また、リクルートホールディングス(6098)が+6%高に迫る急騰で年初来高値を更新し、塩野義製薬(4507)、アステラス製薬(4503)、NTTデータ(9613)、中外製薬(4519)、キッコーマン(2801)、ソニー(6758)、ダイキン工業(6367)、富士フイルムホールディングス(4901)などがいずれも連日の高値更新となっています。

その他では、三井住友フィナンシャルグループ(8316)や三菱地所(8802)など金融株や不動産株が連日で大きく買い戻されたのが目を引きました。

一方、ファーストリテイリング(9983)が大幅な逆行安となり、テルモ(4543)、花王(4452)、エーザイ(4523)などが大幅下落となりました。

また、楽天(4755)とKDDI(9433)が小幅安となり、電力株では関西電力(9503)が大きく値を下げています。

新興市場では、認知症向け治療候補薬の開発を中断すると発表したそーせいグループ(4565)が▲22%安に迫る大暴落となってストップ安で引けました。一方、時価総額が最大のメルカリ4385)が久々に急騰したのが注目を集めたようです。