米フロリダ州発のワニに関するニュースは少なくないが、このほどテキサス州からワニ捕獲の話題が伝えられた。ハンターとなったのは同州リビングストン市長であり、ひ孫のいる女性だった。

『USA TODAY』『Fox 5 NY』などが伝えたところによると、テキサス州リビングストンで5月に市長に就任したばかりのジュディー・コクランさんは、所有地内にアメリカアリゲーターが生息していることを忌々しく思っていた。というのも今から3年前、ジュディーさんが飼っていたアメリカン・ミニチュアホースが突然姿を消しそのまま戻らなかったことから、ジュディーさんは所有地内の池に棲んでいるアリゲーターが馬を襲ったのだろうと疑っていたのだ。

テキサス州ではワニの狩猟期間は9月10日~30日の20日間のみであり、ジュディーさんは愛馬を襲ったアリゲーターを仕留めてやりたいと思っていた。この3年間、河岸数マイルを含む広大な所有地で複数のアリゲーターの姿を目撃していたが、残念ながら捕獲には至っていなかった。

だがこのほど、ついに捕獲に成功した。9月17日、会議中に義理の息子のスコットさんから「アリゲーターが罠にかかった」との連絡を受けた。スコットさん協力のもと、水上にアライグマの死体をフックにかけて吊るしておいたのだが、アリゲーターは見事その餌に食いついていたようだ。ジュディーさんはライフル銃で狙いを定め、体長約3.7メートル、重さ約263キロのアリゲーターを一発で仕留めた。

9月初めにひ孫が誕生してひいおばあちゃんになったジュディーさんにとって、市長就任もさることながら今年は念願のアリゲーターを捕獲し、充実した1年になりつつあるようだ。「ハンターとしての認識はないし、今回アリゲーターを仕留めたことを自慢しているようにも受け取られたくない」と話すジュディーさんだが、捕らえたアリゲーターはすぐに剥製師のもとへ運び、頭を市長室に飾りたいと明かしている。また「皮はブーツが作れるし、肉は食用になるからね」とも語っており、巨大なアリゲーターの使い道は多々あるとのことだ。

ジュディーさんが射殺したアリゲーターもなかなかの大きさだが、実は2009年にも同じ池で当時5歳だったジュディーさんの孫がアリゲーターを捕獲している。そのアリゲーターはジュディーさんが仕留めたものよりも大きく、全長3.8メートル、重さが約363キロもあったそうで、当時のニュースでも話題になった。

画像は『Fox 5 NY 2018年9月18日付「Grandma kills 12-foot gator after it ate her miniature horse」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト