普段から体を鍛え上げているスポーツマンにとって、食生活のコントロールは大切だろう。理想の体脂肪率をキープするためにも、特別な食事法を心がけている人も多いに違いない。このほどドイツに住むトライアスリートがよく行く寿司レストランで食事をしたところ、店主に今後の入店を禁止されてしまった。果たしてその理由とは…。『Oddity Central』『The Local』などが伝えている。

ドイツバイエルン州ランツフートに住むヤロスラヴ・ボブロウスキさん(30歳)は、ソフトウェアのエンジニアとして働いている。身長172cm、体重79kgと中肉中背だが、元ボディービルダーで現在はトライアスリートというスポーツマンでもあり、鍛えられたボディの持ち主だ。

普段から体脂肪率を10%以下に保つよう努力しているヤロスラヴさんは、「20時間食事をしない」「食べる時には満腹になるまで食べる」という特殊な食生活を実践している。そのため、今回訪れた寿司レストランでは大量に寿司を完食し、店側を驚愕させ、今後の出入りまで禁じられてしまった。

ヤロスラヴさんは、今月のある週末にガールフレンドと一緒にランツフートにある寿司レストラン「Running Sushi」に出向いた。食べ放題の料金は15.9ユーロ(約2,100円)。ヤロスラヴさんは1時間半かけて100皿近くの寿司を平らげた。これまで何度かこのレストランを訪れていただけに店側はヤロスラヴさんの旺盛な食欲を知っていたものの、その日は特に激しかったようだ。大量に食べたヤロスラヴさんを見た店主は「これではビジネスにならない」と思った。

勘定時にチップを払おうとしたヤロスラヴさんに、ウエイターは「食べ放題の料金だけでいい」とチップを遠慮した。しかしその後、店主とシェフから「あなたは食べすぎるからもう来ないでほしい」と言われ、ヤロスラヴさんは驚いた。店の態度に失望したことから、ヤロスラヴさんはグーグルのレビューに苦情を書き込んだ。すると店主から謝罪の言葉があったものの、「あなたはいつも4~5人分食べるから。申し訳ないが入店禁止にさせてほしい」と返信があったという。

店主は地元メディアの取材にも、「客を入店禁止にするのは嫌なことですが、彼の場合は致し方ありません。他の客のための寿司がなくなってしまうからです」と話している。このニュースはドイツで拡散し、「sushi man」とまで呼ばれるようになったヤロスラヴさんは、最初こそ店側の対応にショックを受けたが今では笑い話にしており、今はランツフートにもう一軒ある別の寿司レストランに通っている。ヤロスラヴさんの旺盛な食欲に気付いているその店では、入店を拒否する代わりに食事中は巧妙に飲み物を勧めてくるそうだ。

画像は『Jaroslav Bobrowski 2017年5月21日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト