ハヤブサ

(画像はハヤブサ公式Twitterスクリーンショット

試合中の事故から頚椎を損傷し、再びリングに上がるためにリハビリを続けながら2016年にくも膜下出血のため亡くなった覆面レスラー・ハヤブサさん。

21日、彼が現役時代に使用していたマスクがなくなっていることが判明した。盗難の可能性が高く、プロレスファンから怒りの声が上がっている。

■同僚の元レスラーが被害を訴え

事態が発覚したのはハヤブサさんの同級生で、プロレス団体・FMWでしのぎを削った元プロレスラー・「ミスター雁之助」こと本田雅史さんが15日に投稿したツイート

同氏によると、ハヤブサさんの実家の旅館に展示されていたマスクがなくなっていたそう。マスクは手元に残る「最後の1枚」で、まさに形見だったという。

現在ハヤブサさんの母は、その事実に心を痛めている様子。詳細は不明だが、何者かが盗んだものと見られている。

■ファンキー加藤が提供を申し出

マスクの行方がわからない中、本田さんは17日にもツイッターを更新。

そのなかでプロレスファンとして知られるファンキー加藤が事態を知り、田中将斗選手を通じて「自分がプレゼントされたものを旅館に展示してほしい」と申し出たことを明かす。

加藤はハヤブサさんの大ファンを公言しており、数年前に「my宝物」として譲り受けたマスクの画像をアップしたほど。思い入れはかなりものと思われるが、母の窮状を見ていられず、提供を申し出たようだ。

ところがハヤブサさんの母は、「それは受け取れません。ハヤブサを好きな人が大切に持っててほしい」と断ったという。また本田さんにはプロレスファンからも、「自分の所有するマスクを贈ってほしい」とのDMが殺到しているそうだ。

■犯人にプロレスファンが激怒

マスクを盗んだと思われる犯人に、プロレスファンの怒りが爆発している

■ファンキー加藤には評価も

また、自らの宝物を母に贈ろうとしたファンキー加藤やプロレスファンについては、

・ファンキー加藤をちょっと見直した

プロレスファンの温かさを感じた

・マスクを贈ろうとした人は本当のファンだと思う

ハヤブサさんの苦労を知っている人たちなんだろうなと思う

・加藤さんもお母さんの対応も素敵

など、評価する声が上がった。

■犯人はハヤブサ選手の現役時代を知る人物?

仮に盗難事件だった場合、犯人は華麗な空中技で人々を魅了した現役時代を知る人物である可能性が高い。

しらべぇ編集部が全国の20代〜60代までの男女1,348名に「プロレスをテレビや会場で見たことがある」か聞いた調査では、40代以上の男性は5割が「ある」と回答している。

(©ニュースサイトしらべぇ

ハヤブサ選手の活躍時期も加味すると、犯人が「中高年男性」である可能性が高そうだ。現役時代ファンを誰よりも愛したハヤブサさん。くも膜下出血による突然の死は、ファンはもとより親族に大きな衝撃を与えた。

その悲しみを乗り越えようとする家族を冒涜するような今回の事案。盗んだ人間がいるのなら、一刻も早く母の元にマスクを返してほしい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)

元レスラー・ハヤブサさんの「形見」マスク紛失にファン激怒 ファンキー加藤の男気も感動呼ぶ