ショーン・ペンは「男女を隔てている」として、#MeToo運動に懸念を示している。セクハラ撲滅を目的に始まった同活動だが、一丸となって目標に向かうというよりも、男女間に溝を作っているだけだと指摘した。

先日「トゥデイ」に出演した際、ショーンは次のように語った。

「この運動はある種のわいせつさが常に取り巻いている」
「多くの場合は事実が分からない。わいせつとは多くの告発人や被害者、一部は事実無根である疑いなどが集まったものを運動となる。#MeTooの精神の大半は、男女を隔てることにある」
「運動が激しく耳障りになったり、熱狂となったり、特別な意味合いを持たなくなるんじゃないかと疑いを持ってしまう。そうすると、本当に意味がある会話をしようとしても、それが批判されてしまうから」

そしてこの運動があまりに「白黒をつけようとしすぎている」と非難し、「ほとんどのことは重要なんだから、すこし落ち着くことが必要だ」と続けた。

そして新作「ザ・ファースト」で、火星に初めてたどり着く宇宙飛行士に女性が多いことや、アメリカ大統領が女性になっていることが#MeToo運動の影響だと思うか尋ねられ、「#MeTooと呼ばれる運動に影響されたとは思いたくない。ただ、女性たちがお互いを称え、男性たちからも認められるという女性のエンパワーメントという位置付けから発展したものだと思うね」と答えた。