映画『スマホを落としただけなのに』(11月2日公開予定)は、志駕晃氏による同名小説を『リング』『クロユリ団地』の中田秀夫監督がメガホンを取って実写化したものである。9月22日放送のバラエティ番組『王様のブランチ』(TBS系)で撮影中の中田監督にインタビューしたところ、見どころについて「ネタバレしない程度に」と語ってくれた。

主人公となる会社員・稲葉麻美役を北川景子が務め、麻美の恋人・富田誠役を田中圭が演じる。中田秀夫監督は「田中さんがスマホを落として、それによって恋人の北川さんが事件にぐいぐいと引きずり込まれていくミステリー」で、見どころは「ヒロインの不安と恐怖の曲線を上げたり下げたりしながら恐怖感、不安感をクライマックスに持ってくる」ところだという。

また、撮影を終えた北川と田中にインタビューして脚本を読んだ時の印象を聞くと、「最初に“怖っ”と思った」と北川。スマホを乗っ取ることができるのだと分かり「スマホ怖い」と再認識したそうだ。

そんななか、田中が最近起きた“スマホの恐怖体験”を明かして驚かせる。

彼は「おととい、自分の携帯から何の覚えもない発信履歴が5件あった」というので、北川が「それは酔っぱらってたんじゃないの!?」と笑うが、「酔ってない、酔ってない!」と真顔で否定していた。

発信履歴では2分のうちに5件も電話しているので、さすがにおかしいと思い、スマホに詳しい友人から情報を検索して調べてもらうと「乗っ取られると発信もできます」とある。さらに友人は「乗っ取られている可能性はある。もし誰かが乗っ取っていたら、カメラとかマイクの盗撮も盗聴もできるから、もしかしたら今、犯人が聞いてるかもしれないよ」と注意するではないか。

焦った田中は、思わずスマホに向けて「すみません、やめてください」と懇願したというのだ。

まさかの展開にインタビュアーが「なんか呑気ですね」と本音を話すと、北川も「その携帯持って、さっき私と居たんだけど」と呆れていた。

劇中にはそんな北川景子田中圭が恋人役となりプラネタリウムでデートするシーンがある。北川が彼の耳もとで「スマホって宝箱にもなるんだよ」と囁き「どういうこと?」と聞かれると「ふふ…ひみつ」と微笑む。

スマホには個人情報やプライベートショットがたくさん詰まっており、落としてしまえば「宝箱」を失ったようなショックだろう。そして拾った者によってはそれが利用価値のある「宝箱」になる危険もはらんでいるのだ。

画像は『中田秀夫 2018年9月12日付Twitter「「スマホを落としただけなのに」では、当然ながらスマホで話す、メッセージをやり取りする、メールを送る、買い物をする、写真や動画を撮る、全部出てきます」、2018年9月13日付Twitter「「スマホ落とし」のクライマックス前の一場面から。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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