山根明

(©AbemaTV

23日放送の『サンデージャポン』に、日本ボクシング連盟前会長の山根明氏が出演。新作のiPhoneを紹介するなど、「タレント活動」を行ったことが物議を醸している。

■新型iPhoneをレビュー

山根氏は「自分が世界からカリスマと呼ばれている」と主張しており、「世界つながり」ということで新型iPhoneをレビューすることに。

「iPhoneって写真もきれいに撮れるんだね」「欲しいなあ」「新製品ホームボタンがなくなっているんやね、すごいね」などとコメント。さらに欲しい色を聞かれると、

「ゴールドが好き。ゴールドはね、メダルがゴールド大好き。ゴールドは色が大好きなんや」

と一言。山根流の受け答えで、新型iPhoneをレポートしてみせる。スタジオの出演者陣はその様子に爆笑。スポーツ指導者のパワハラを糾弾している武井壮は少々複雑な顔だったものの、笑顔を浮かべていた。

■新しい名刺を紹介

次に番組は、会長職を退いた山根氏に「新たな名刺ができた」と紹介。そこに記載されていた肩書きは、「一般社団法人日本ボクシング連盟前会長・無冠の帝王山根明」の文字。

この虚栄心丸出しのようにも思える文言に、テリー伊藤・西川史子・太田光はまたも大爆笑。

反社会的勢力との交際や度重なるパワハラや試合判定時に奈良県選手を勝たせるよう暗躍するなどの疑惑が持たれている山根氏だが、今回は「面白いおじいさん」のような扱われ方だった。

■一部視聴者から批判

山根氏を出演させ、タレントのように扱った『サンデージャポン』だが、一部視聴者からは「見たくない」「反社会的勢力と付き合いのある人物をテレビに出すのはありえない」など嫌悪の声が上がっている。

■評価の声も

一方で、「面白い」という声も。

■今後の対応が注目される

山根明氏をテレビ番組に出すことについては賛否両論となっている様子。なぜ出演に物議を醸すような人物をなぜ出演させたのか。

1つの要因として考えられるのが、芸能界の罪に対する認識の「甘さ」。罪を犯した芸能人が復帰することはほぼ「普通にある」ことで、度々批判される。

しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,358名に罪を犯した芸能人対する芸能界の意識について聞いた調査では、58.4%が「甘い」と回答。世間と芸能界では、「罪の意識」がかなり異なっているようだ。

山本圭壱(©ニュースサイトしらべぇ

山根氏が今後タレント活動を行っていくつもりなのかはわかっていないが、反社会的勢力との交際やパワハラ問題などで、「見たくない」と考えている人がいることは紛れもない事実。

今後このような声をを受け出演を中止するのか、それとも出し続けるのか。『サンデージャポン』がどのように対応するのか注目される。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名(有効回答数)

山根明氏が『サンジャポ』に出演し新型iPhoneをレビュー 嫌悪の声が上がり物議