タレント・ベッキーとの不倫騒動などで世間を騒がせた、人気バンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音が金銭的に苦境に立たされていることを、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。

 川谷と言えば2012年5月に4人組バンド・ゲス極。を結成。デビュー当時からその高い音楽性が評価されていた。15年4月に発売したシングル「私以外私じゃないの」でブレークし、同年の紅白に初出場。翌年1月に紅白出場後初となるセカンドアルバム「両成敗」を発売した。同年3月には初の武道館公演を控えていたこともあり、さらにブレークを果たすはずだった。

 ところが、川谷は妻帯者だったにもかかわらず、同年1月に「週刊文春」(文芸春秋)でベッキーとの不倫交際が報じられた。ベッキー謝罪会見を開いて活動を自粛したが、川谷と同バンドはそのまま活動を続けていたことから世間からのバッシングを浴びてしまった。

 その後、川谷は離婚。ようやく騒動が収束したかと思われた矢先の同年9月、川谷がタレントのほのかりんとの交際していたことが発覚。当時、ほのかが未成年と知っていながらともに飲酒した疑惑が報じられた。

 これを重く見た同バンドは、同年12月のライブを最後にバンドの活動を自粛。17年3月末に活動再開を発表していた。

 「相次ぐ川谷の不祥事にほかのメンバーはマジギレ。本格的な解散危機を迎え、なんとか危機を脱したが、今もメンバーたちの関係は微妙です」(レコード会社関係者)

 同誌によると、川谷の一連の騒動のせいで大手のクライアントからのオファーはなし。CMタイアップは携帯ゲームのみ、主題歌への起用は深夜放送のアニメが限界で、一曲当たりの単価が下がってしまったというのだ。

 また、ほのかの飲酒騒動で事務所を契約解除された際、放映が決まっていた大手家電メーカーのCMの賠償金約1000万円が発生。それを川谷が肩代わりして責任をとったという。さらに離婚した妻への財産分与もあってどんどん預金額が減り、仕事を選べない状態が続いているというのだ。

 いっそのこと、スキャンダルの内幕を“ネタ”にすれば稼げそうだが…。

川谷絵音