「フレイル」の前段階での適切な介入が重要
地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターの主催による、第152回老年学・老年医学公開講座「フレイルってなに?」が11月28日(水)開催されます。メディアでも聞かれるようになった「フレイル」についてわかりやすく解説してくれます。会場は北とぴあ・さくらホール(東京都北区王子1-11-1)、当日先着1,300名、申込不要・入場無料です。
フレイルとは、加齢とともに心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの危険性(リスク)が高まった状態です。フレイルの段階を経て、要支援や要介護の段階に至ると考えられていますから、フレイルの状態にならないようにすることが大切です。
最近、フレイルの前段階「プレフレイル」という言葉が使われ、その段階で適切な対応をすることの重要です。本講座で、健康寿命を延ばすためにフレイルとは何か、どう予防するかを学びましょう。
スケジュール
当日は次の3本の講座と質疑応答が行われます。
『「フレイルの予防になぜ運動と食事が重要なのでしょうか?」
講師:重本和宏(東京都健康長寿医療センター研究所 副所長)
概要:皆さんはフレイルをご存知ですか?フレイルは介護の状態になる前の段階ですが、適切な運動と食事習慣で改善することができます。最近の研究からその仕組みの一端がわかってきましたので詳しくご紹介します。
「脳のフレイル:加齢によるもの忘れと認知症の違い」
講師:石橋賢士(東京都健康長寿医療センター研究所 神経画像研究チーム研究員)
概要:脳のフレイル、すなわち加齢とともに、健康な高齢者でも若い頃と比べて、記憶力などさまざまな脳機能の衰えを自覚されると思います。加齢によるもの忘れと認知症の違いについて、私たちの研究成果を踏まえながらお話しします。
「社会的側面からみたフレイル ~外出と交流のススメ」
講師:藤原佳典(東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム研究部長)
概要:加齢とともに、社会的サポート・ネットワーク(=つながりや支えあい)、日常の外出頻度、こうした要素が乏しくなると、健康に悪影響を及ぼします。こうした、社会的なフレイルの実態とその予防法を紹介します。』
申し込み等詳しい内容は下記外部リンクよりご覧ください。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
11/28、東京都健康長寿医療センター主催第152回老年学・老年医学公開講座「フレイル」ってなに?
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