週給5800万円とプレミア屈指の待遇も、今季5戦無得点で元英代表FWライト氏らが苦言

 マンチェスター・ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスが、高額の給与に見合った活躍を見せられていないと非難を浴びている。アーセナルレジェンドイアン・ライト氏は、このままパフォーマンスに改善が見られなければ放出もあり得るとの見解を示している。英公共放送BBC」が報じた。

 今年1月にアーセナルからユナイテッドへと移籍し、伝統のエースナンバー「7」を背負うサンチェス。週給39万1000ポンド(約5800万円)というプレミア最高クラスの待遇を受けるスーパースターだが、結果がついて来ずに批判も噴出している。今季はリーグ戦5試合に出場するも、いまだノーゴールだ。

 アーセナルOBの元イングランド代表FWライト氏は、サンチェスの“コスパの悪さ”に不満を示している。「もし私がビジネスマンだとしたら、残りのシーズンでどうなっていくのかを見る。その後、売却に向かうだろう。その理由は彼の給与だ」と批判を展開した。

サンチェスは(他のクラブに移籍したとしても)週給が減ることも受け入れなければいけないだろうね。こんなプレーでは今の金額を彼に支払う人はいないよ」

 ライト氏はサンチェスがユナイテッドで自由を与えられているにもかかわらず、結果を残せていない点も指摘。「彼は束縛されておらず、自由もある。境遇の正当性を証明するために調子を取り戻さなければならない」と語り、 このままではフランス代表FWアンソニー・マルシアルやイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードにポジションを奪われるとした。

 同じくBBCで解説を務める元イングランド代表FWクリス・サットン氏も「彼はアーセナルで同じように自由を与えられ、笑顔でプレーしていた」と以前に比べてパフォーマンスが低下していると主張。「復活するのを願っている」とエールを送った。

 苦境に立たされてるサンチェスはかつての輝きを取り戻すことができるだろうか。(Football ZONE web編集部)

いまだノーゴールが続いているFWサンチェス【写真:Getty Images】