まるで小人が壁の中に住んでいるかのように感じさせるリアルなジオラマ動画がTwitterに投稿され、注目を集めている。

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ジオラマ「小人の階段」を制作したのは、20歳のジオラマアニメーターMOZUさん。部屋の壁にはコンセントほどの入り口があり、中には階段と手すりが見えている。一見、立体感のある装飾か工作かと思いきや、カメラが中に入っていくと階段は曲がって奥まで続き、突き当りには引き戸。「身長10センチの友達が住んでいる」ことを想像させる作品となっている。


また、階段の奥からゆっくりと人間の手が出てくるホラーな動画も投稿。縮尺や構造がわからず困惑してしまう「小人の階段」だが、実は壁ごと作ったジオラマ。プラ板の加工や塗装、電飾などで製作に4ヶ月ほどかけたという。特にこだわった階段の木目は、ベースを塗った後にマスキングテープを何枚も貼るなど手間をかけてリアルに再現。壁に掛かっているポスターは、デザイナー志望の知人がデザインがしたものだという。


精巧で不思議な「小人の階段」には称賛と驚きの声が殺到。「秘密の階段を見つけてドキドキしながら階段登ってる感覚になって扉を見つけて更にドキドキみたいな(笑)」「階段の木目感がリアル!!ノンスリップの再現力が凄いです!」「フィギュアとか使って遊んでみたい」「脳みそが錯覚するくらい。だまされて心地よい」といった声が寄せられ、大きな反響となっている。


Mozuさんは今回の「小人の階段」の他にも多くのジオラマを制作しSNSで公開。これまでの作品は書籍化もされている。


画像提供:Mozu(@rokubunnnoichi)さん