マンチェスター・シティは25日、EFLカップ(カラバオカップ)3回戦リーグ1(イングランド3部)のオックスフォード・ユナイテッドと敵地で対戦し、3-0で快勝した。

▽直近のリーグ戦でカーディフ相手に5-0の快勝を収めてチャンピオンズリーグ(CL)での敗戦を払拭したシティ。前回王者として臨んだ今季のEFLカップ初戦は3部所属のオックスフォードと対戦。グアルディオラ監督はこの一戦に向けてストーンズを除く10人を変更。トップデビューの19歳GKムリッチやディアスフォーデンと3人の10代若手とコンパニ、オタメンディ、シルバとベテランを組み合わせたメンバー構成となった。

▽ストーンズをアンカーに配し、マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、ディアスを3トップに並べた[4-3-3]の布陣でスタートしたシティは立ち上がりから相手を押し込む。開始10分にはフォーデンがファーストシュートを放つが、その後は引いてブロックを形成する相手の守備に苦戦。

▽18分にはジンチェンコとディアスの連係から背後を狙うジェズスにパスが通り、そのままゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。さらに25分にはボックス内のシルバ、31分にはマフレズのFKからコンパニに決定機もシュートミスや相手DFの好クリアに阻まれる。

▽それでも、攻勢を続けるシティは若き力で相手ゴールをこじ開ける。36分、中盤の右サイドでボールを受けたフォーデンがボックス左へ走り込むディアスに絶妙なサイドチェンジディアスが胸トラップから右足に持ち替えてシュートを放つと、相手DFに当たってファーにこぼれたボールをドフリーのジェズスが難なく頭で流し込んだ。そして、前半に相手の攻撃をシュート0に抑え込んだシティが1点リードで試合を折り返した。

▽迎えた後半もジェズスのヘディングシュートでいきなりゴールに迫るシティ。だが、55分には直前の接触プレーで痛めたディアスプレー続行不可能となり、スターリングが緊急投入される。

▽その後、シルバに代えてギュンドアンを投入しよりゲームコントロールを優先したシティだったが、ジェズスやフォーデンが追加点に迫っていく。すると78分、自陣を持ち上がったフォーデンが最終ライン裏を狙うマフレズに絶妙なフィードを通すと、マフレズが冷静に2試合連続ゴールを決め切って試合を決定付けた。

▽殊勲のマフレズを下げてこれがトップチームデビューとなる17歳スペイン人MFアドリアン・ベルナベを投入したシティは、試合終了間際にもスターリングのお膳立てからボックス左のフォーデンが見事な左足のシュートをファーポストに流し込み3点目を奪取。フォーデンが全ゴールに絡むなど若手躍動のシティが格下相手に3-0の快勝を収め、大会連覇に向けて最高のスタートを切った。

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