サウサンプトンに所属する日本代表DFの吉田麻也に意外な“親戚”がいることが判明し、話題になっている。

 同選手は自身のインスタグラムに、元プロ野球選手で、現役時代に阪神や日本ハムなどで活躍した下柳剛氏との2ショット写真を投稿。「親戚の『お兄さん』がイギリスまで来てご飯おごってくれた」とつづり、2人に血縁関係があったことを明らかにした。共に長崎県長崎市の出身であり、以前から交流があったようだ。

 世の中には実は親戚同士だったという有名人がいるもので、サッカー界も例外ではない。そこで今回は、一般的にはあまり知られていないが、血が繋がっているという選手たちを紹介する。

◆■ルカ・モドリッチ/マーク・ヴィドゥカ

24日、「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2018」の男子最優秀選手賞を受賞したクロアチア代表MFルカ・モドリッチには従兄弟サッカー選手がいた。かつてリーズ(チャンピオンシップイングランド2部)などで活躍した元オーストラリア代表FWマーク・ヴィドゥカ氏が、その人だ。同氏はオーストラリアで生まれ育ったが、父がクロアチアからの移住者であり、モドリッチと親戚にあたる。

◆■エディン・ジェコ/エミル・スパヒッチ

ローマに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコは、昨年限りで現役を退いた元同代表DFエミル・スパヒッチ氏と従兄弟同士。6歳違いの2人は同国代表の歴代出場数でトップ2に君臨し、2014 FIFAワールドカップ ブラジルでは揃って世界最高峰の舞台に立った。

◆■アレックス・イヴォビ/オーガスティン・オコチャ

アーセナルに所属するナイジェリア代表FWアレックス・イウォビの叔父と言えば、母国のレジェンドであるオーガスティン・オコチャ氏だ。同氏は「ボールの魔術師」と呼ばれたテクニシャンで、ボルトン(チャンピオンシップイングランド2部)では元日本代表MF中田英寿氏のチームメイトだった。幼少期にイングランドに移住してきたイヴォビが、ナイジェリアを代表に選んだのも叔父のアドバイスがあったからだという。

◆■リオネル・メッシ/ボージャン・クルキッチ

バルセロナアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと、ストーク(チャンピオンシップイングランド2部)のスペイン人FWボージャン・クルキッチが遠い親戚だったと判明したのは2011年のこと。メッシのルーツはスペインカタルーニャ州にあり、曽祖父がボージャンの曽祖父と兄弟だったそうだ。バルセロナの下部組織で育ち、少年時代から「天才」と称されてきた2人だが、ボージャンは先にトップチームで活躍していた3歳年上のメッシの壁を乗り越えることができず、国外に活躍の場を求めることとなった。

◆■レロイ・フェルパトリック・ファン・アーンホルト

クリスタル・パレスで活躍するDFパトリック・ファン・アーンホルトと、スウォンジーチャンピオンシップイングランド2部)に所属するMFレロイ・フェル従兄弟同士。共に1990年生まれ、7カ月しか誕生日が離れていない2人はU-16世代からオランダの代表ユニフォームを身にまとい、A代表出場歴もある。ただし、彼らの両親のルーツはカリブ海に浮かぶキュラソー島だ。

◆■チアゴ・アルカンタララフィーニャ/ロドリ

バイエルンスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラと、バルセロナのブラジル代表MFラフィーニャは、1994年のアメリカ・ワールドカップを制した元ブラジル代表MFマジーニョの息子。バレンシアスペイン代表FWロドリゴの父アダルベルトもまたブラジルのプロサッカー選手であり、彼らは従兄弟になる。同年代のチアゴとロドリゴは、2013年のU-21欧州選手権で優勝を果たしたときからスペイン代表のチームメイト同士であり、現在もA代表で中心選手として活躍する。

◆■ジョエル・マティプ/マーヴィン・マティプ/ジョゼフ・デジレ・ジョブ

リヴァプールに所属するDFジョエル・マティプには、6歳年上の兄マーヴィンがいる。彼もまたセンターバックで、インゴルシュタット(ドイツ2部)に在籍中。そんな2人の従兄弟にあたるのが、リヨンやミドルスブラ(チャンピオンシップイングランド2部)で活躍したのち2011年に現役を引退したジョゼフ・デジレ・ジョブ氏だ。なお、マティプ兄弟はドイツ、デジレ・ジョゼブ氏はフランスで生まれたが、全員がカメルーン代表でプレーしている。

(記事/Footmedia)

実は有名人の親戚がいる選手たち [写真]=Getty Images