ヒョウモンダコ

(atese/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

ヒョウモンダコはフグと同じ猛毒テトロドトキシンを持つ、非常に危険な生物だ。本来は熱帯や亜熱帯地域の海に生息しているのだが、そんなヒョウモンダコが今月、江ノ島海岸で発見された。

捕獲されたヒョウモンダコは26日から、注意喚起のため、新江ノ島水族館で展示される。

■海岸に遊びに来ていた子連れのグループが発見

『読売オンライン』によると、ヒョウモンダコを発見したのは、遊びに来ていた子連れのグループ。江ノ島の海岸で網を使って磯の生き物を捕獲していたところ、グループにいた男性がヒョウモンダコを発見したのだそう。

ヒョウモンダコは海外では死亡事例も報告されており、「殺人ダコ」の異名を持つ。海岸に遊びに来た人たちがヒョウモンダコに噛まれることを防ぐため、男性はバケツヒョウモンダコを捕獲。新江ノ島水族館に持ち込んだ。

■江ノ島では過去にも危険生物が

江ノ島付近で危険生物が発見されたのは今回が初めてではない。過去には「電気クラゲ」の異名を持つ、カツオノエボシが海岸で発見されており、「恐怖のアトラクション」などとインターネット上が騒然となった。

カツオノエボシは一見ビニールのようにも見えることから、「絶対に触らないように」と注意を促す声も多くあげられている。

■ネット上では注意喚起の声

今回の報道を受けて、驚きの声が上がるとともに、ネット上では注意喚起を促す声が相次いでいる。加えて、温暖化の影響を指摘する声も聞かれた。

「うぉ〜、、皆さま気をつけてください 」

「うわぁ、如何にも毒持ってそうな感じ、海で磯遊びとかされる方はくれぐれもご注意を!」

「温暖化の影響は其処彼処でみられる。感染症の増加などシリアスな状況に世界のリーダーは何をしている」

ヒョウモンダコは体長10センチほどで、一見すると非常にかわいい見た目だ。ついつい触ってみたくなるかもしれない。

だが、噛みつかれれば最悪、死に至る恐れもある。発見された際は決して手を出すことのないよう、気を付けていただきたい。

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(文/しらべぇ編集部・小林 空

江ノ島の海岸に「殺人ダコ」が出現し騒然 温暖化の影響を危惧する声も