Jリーグは27日、2019シーズンのJリーグクラブライセンス判定について発表した。

Jリーグクラブライセンスの交付判定については、第三者機関であるクラブライセンス交付第一審機関(FIB)が実施。41クラブにJ1クラブライセンス、7クラブにJ2クラブライセンスが付与された。

▽J1クラブライセンスが交付された中で、水戸ホーリーホックは条件付きでの交付となった。水戸は、明治安田生命J2リーグ最終節、または12月8日(予定)のJ1参入プレーオフ決定戦後、昇格のための順位要件を充足できなかった場合(=スタジアムの短期改修工事を行わないことが確定した場合)、J1クラブライセンスからJ2クラブライセンス付与へ変更される。

▽また、昨シーズンのJ3で優勝したブラウブリッツ秋田がJ2クラブライセンスを獲得。J2昇格条件の順位を残せば、晴れて昇格となる。

▽また、J1、J2クラブライセンスが付与された48クラブのうち、17クラブには「屋根のカバー率の不足」と判断。屋根カバー率不足への改善策、もしくは構想の提出を2018年11月末までに提出する必要がある。また、6クラブには「トイレの数と屋根のカバー率がいずれも不足」と判断。①2018年7月から11月までの活動報告、②2019年の活動計画(期限は2018年11月末)、③2018年12月から2019年6月までの活動報告提出が制裁として下った。

▽さらに、J2クラブライセンスが付与されたFC琉球に関しては、クラブ経営上是正すべき点があるとFIBが判断。琉球には、①2018年度予算進捗をJリーグ定期的に報告、②2019年度予算編成時にJリーグに事前に説明、③ガバナンスの改善や内部統制の見直しを実施し、Jリーグに進捗状況を報告することと通達されている。

【J1クラブライセンス】
◆J1
北海道コンサドーレ札幌
ベガルタ仙台
鹿島アントラーズ
浦和レッズ
柏レイソル
FC東京
川崎フロンターレ
横浜F・マリノス
湘南ベルマーレ
清水エスパルス
ジュビロ磐田
名古屋グランパス
ガンバ大阪
セレッソ大阪
ヴィッセル神戸
サンフレッチェ広島
サガン鳥栖
V・ファーレン長崎

◆J2
モンテディオ山形
水戸ホーリーホック※条件付き
栃木SC
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド千葉
東京ヴェルディ
横浜FC
ヴァンフォーレ甲府
松本山雅FC
アルビレックス新潟
ツエーゲン金沢
FC岐阜
京都サンガF.C.
ファジアーノ岡山
レノファ山口FC
徳島ヴォルティス
愛媛FC
アビスパ福岡
ロアッソ熊本
大分トリニータ

◆J3
ザスパクサツ群馬
カターレ富山
ギラヴァンツ北九州

【J2クラブライセンス】
◆J2
FC町田ゼルビア
カマタマーレ讃岐

◆J3
ブラウブリッツ秋田
AC長野パルセイロ
ガイナーレ鳥取
鹿児島ユナイテッドFC
FC琉球

【屋根のカバー率の不足のみ】
NDソフトスタジアム山形【山形】
栃木県グリーンスタジアム【栃木】
正田醤油スタジアム群馬【群馬】
NACK5スタジアム大宮【大宮】
三協フロンテア柏スタジアム【柏】
町田市陸上競技場【町田】
ニッパツ三ツ沢球技場【横浜FC
Shonan BMW スタジアム平塚【湘南】
山梨中銀スタジアム【甲府】
松本平広域公園総合球技場(アルウィン)【松本】
富山県総合運動公園陸上競技場【富山】
ヤマハスタジアム(磐田)【磐田】
パロマ瑞穂スタジアム【名古屋
とりぎんバードスタジアム【鳥取】
エディオンスタジアム広島【広島】
ニンジニアスタジアム【愛媛】
白波スタジアム【鹿児島

【トイレの数と屋根のカバー率がいずれも不足】
秋田市八橋運動公園陸上競技場【秋田】
笠松運動公園陸上競技場【水戸】
石川県西部緑地公園陸上競技場【金沢】
IAIスタジアム日本平【清水】
シティライトスタジアム【岡山】
Pikaraスタジアム【讃岐】

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