プロ初得点のフォーデンを絶賛 「私の夢は彼が10年間ここに留まることだ」

 マンチェスター・シティのMFフィル・フォーデンは現地時間の25日、リーグカップ3回戦オックスフォード(3部相当)戦でプロ初ゴールを含む1得点1アシストを記録し、3-0の勝利に貢献した。シティを率いるペップ・グアルディオラ監督は、この若き才能を絶賛しつつも、教え子で元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタヴィッセル神戸)との比較は避けた。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 ブラジル代表FWガブリエル・ジェズスとアルジェリア代表MFリヤド・マフレズの得点により2-0のリードで迎えた試合終了間際、シティは21本ものパスを回す。そして、敵陣中央をドリブルで突破したイングランド代表MFラヒーム・スターリングが、ゴール前にスルーパスを通す。この華麗なパスワークの終着点となったフォーデンが、これを左足でゴール右隅へと突き刺した。

 9歳からシティの下部組織で育ち、昨季ついにプロデビューを飾った。そして、待望の初ゴールを挙げた。試合後、ペップ監督も「私の夢は彼が10年間はここに留まることであり、そうすれば彼はこのチームのレギュラーとしてプレーできる」と、惜しみない賛辞を送った。

イニエスタになりなさいなんて相当な重圧だ」

 一方で、新たなワンダーボーイ誕生と色めき立つ記者からイニエスタとの比較を求められると、「ワオ、その名前はとても、とても大きなワードだ」と言って、その質問をこうかわした。

「私はこれまで何度も彼と喜びを分かち合うことになると宣言してきた。私は、彼にイニエスタになりなさいと言うつもりはない。それは相当な重圧となってしまうからだ。イニエスタは私の人生で見てきた中でも飛び抜けて最高な選手の一人だ。なので、フィルにそのプレッシャーを掛けるわけにはいかない」

 時期尚早な比較を避けつつも、「彼は10年間ここに留まるクオリティーを備えている。彼は一歩一歩、定期的プレーする必要があるが、彼には我々とプレーするためのスキルを全て備えている」と、将来クラブを背負うティーンエイジャーの未来に太鼓判を押した。(Football ZONE web編集部)

(左から)マンチェスター・シティのグアルディオラ監督、MFフォーデン【写真:Getty Images】