木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮沢俊哉)は、9月15日(土)~17日(火)にものつくり大学埼玉県行田市)で開催された「第1回 壁-1グランプリ」に出場し、耐力壁「一位の壁」で総合優勝を果たしました。またデザイン部門、加工・施工部門、オーディエンス部門にて部門賞を受賞しました。この耐力壁は東京大学木質材料学研究室、篠原商店と共同開発したものです。
 壁-1グランプリは、二体の木造耐力壁の足元を固定した状態で桁を互いに引き合わせ、どちらか一方の壁が破壊するまで行う対戦形式で行います。大会は、トーナメント戦を勝ち抜いた最も強度の高い耐力壁に贈られる“トーナメント優勝”と、耐震性、加工、施工、コスト、環境負荷、デザイン性のトータルバランスで優れた耐力壁に贈られる “総合優勝”の 二つのタイトルがあり、木造建築技術の伝承と革新の場となっています。アキュラホームは、木造建築の原点に立ち返り、木組み(※)の原理を学ぶことで、住まいづくりにおける技術開発に活かすために参加しています。本大会は木造耐力壁ジャパンカップの後身となるもので、名称を改めて初の開催となる第一回大会で総合優勝を果たすことができました。(前大会より通算5回目の総合優勝)

5トンの負荷をかけても壊れない耐力壁「一位の壁」
■ 耐力壁名:「一位の壁」
主材料 :赤松、イチイ樫、白樫
団体名 : チーム匠(アキュラホームグループ、東京大学木質材料学研究室、篠原商店)
 「イチイ樫」を使用した縦貫材を並べ応力を分散させることで、粘りを発揮します。さらに白樫を使った補強斜材を用い、土台の欠損を最小限にさせ、適切な位置にビスを使用することで、高耐力を生み出す耐力壁です。

■総合優勝の他、3部門で部門賞を受賞
<加工・施工部門>加工・施工費が最も低い耐力壁に贈られる賞
シンプルな加工と施工でコストを抑えています。特殊な木材や金物を数多く使用するのではなく、木材の特性を計算し、しなやかに力を受けるよう適材適所を見極めた部材の使用により環境負荷の小さい耐力壁です。
<デザイン部門>独創性、文化性、意匠性の高い耐力壁に贈られる賞
縦貫材を並べてスリットの形にしています。住宅の設計において、見た目が美しいため内装材として使用することができ、デザインにも優れた空間づくりができると評価をいただきました。
<オーディエンス部門>オーディエンスが投票する最優秀耐力壁に贈られる賞
当日お越しいただいたお客様から多くの支持をいただきました。

 住宅業界では人手不足が問題となっており、より施工しやすい部資材や工法の開発が求められています。シンプルで施工しやすい耐力壁は、環境負荷が小さく、コストも抑えられることで、汎用性が高いものと考えています。アキュラホームでは、この耐力壁の技術を応用し、耐震性のみならず、加工、施工、コスト、環境負荷、デザインの面で優れた耐力壁の実用化に向け、さらなる研究開発を進めてまいります。

(※)木組み:木自体に切り込みなどを施し、はめ合わせていくことで木と木をがっしり組み上げていく技術

配信元企業:株式会社アキュラホーム

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