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台風の進路がかなり定まってきました。東北地方も大きな影響を避けられそうにありません。大型で非常に強い台風24号は、このあと東よりに向きに変え、スピードをあげて日本列島を縦断し、東北地方に近づいてきそうです。最も接近しそうなのは、30日(日)の夜から1日(月)の午前中にかけて。急に風や雨が強まる恐れがあります。備えは、きょう28日(金)、遅くても明日29日(土)の午前中までに済ませてしまいましょう。

あす29日~あさって30日

秋雨前線が北上してくるため、あす29日(土)夕方頃、東北地方南部から雨が降る出してくるでしょう。夜には東北地方北部でも雨となりそうです。30日(日)も雨が続き、夜になると、台風本体の雨雲がかかってきて一段と降り方は激しさを増すでしょう。

最接近は30日~1日

【雨】
台風はスピードを上げて通過するため、台風そのものによる降水の時間は短いかもしれませんが、台風接近前から秋雨前線による雨雲がかかるため、総雨量は多くなる可能性があります。土砂災害や河川の増水や氾濫、低地の浸水などに警戒が必要です。
【風】
30日(日)の夕方には、東北地方南部から風速15メートル以上の強風域に入るでしょう。夜には風速25メートル以上の暴風域に入りそうです。東北地方北部でも夜までには強風域に入り、1日(月)の明け方までに暴風域に入るでしょう。1日(月)の朝にかけては、南よりの暴風が吹き荒れそうです。台風は速度を上げて東北地方に近づくため、台風の風に移動速度も加わって、さらに風が強まったり、台風の接近に伴って急に風や雨が強まったりする可能性があります。風速25メートルというと、立っていられず、樹木が根こそぎ倒れる場合が出てくるというくらいの強さです。飛んでくるもので怪我をする恐れも出てきますので、不要不急の外出は控えましょう。台風の通過後も、2日(火)にかけては吹き返しの西よりの風が強く吹きそうです。
【波】
30日(日)から1日(月)にかけて、海上では猛烈な風が吹き、波が高くなって大しけとなるでしょう。船舶や、沿岸付近の施設へ被害の出るおそれがあります。暴風や高波、高潮に厳重な警戒をしてください。

備えは29日午前中までに

あす29日(土)の午前中までに、台風対策を済ませておきましょう。風で飛ばされやすいものは固定したり、屋内へ収納するようにしてください。鉢植えや物干し竿なども外に置いたままでは飛散する可能性があり、けがや事故につながることもあります。家の周囲を確認しておいてください。側溝や排水溝は掃除して、水はけをよくしておきましょう。また暗い時間帯に最接近する地域もありますので、懐中電灯や携帯ラジオなど、非常用品をまとめておきましょう。事前に避難したり、避難経路を確認することも必要です。避難場所や連絡方法を事前に家族で話し合っておいてください。

台風スピードアップで東北接近 風雨警戒