10月7日(日)より放送がスタートするテレビアニメ「アニマエール!」より、猿渡宇希役・井澤美香子さんのキャストインタビューが到着しました。

「(宇希は)ただ落ち着いているだけではなくて、オバケが苦手だったり、かわいいものに目がなかったり、ときどき頭の中で考えすぎて暴走していたりするんです」

――原作を読んでみて、いかがでしたか?

すごくポップでテンポが良くて、5人のキャラクターがしっかり立っているんです。その上に他のキャラクターへの思いとか、過去のトラウマというバックボーンがしっかり描かれているので、すごく深いところもあるなぁって思いながら読んでいました。

――ただかわいいだけではないんですよね。

取っ掛かりがあるというか。あれ? もしかしてこの子ってこの子にこんな気持ちを持っているのかな? とか、トラウマをちょっとずつ克服してるー! とか。そういう取っ掛かりがあるのが素敵だなって思いました。

――オーディションのときは宇希を受けようと?

最初のテープオーディションのときは、マンガを読みながら誰がいいのかなって考えて、花和と宇希を受けたのかな?

――でも宇希って、あまり井澤さんがやっていないような役ですよね?

やったことがないキャラクターでしたし、正直スタジオオーディションに行けると思っていなかったです。だからすごく意外でした。テープもあらためて聞き直したんですけど、「これ、ただの自分じゃん!」って思うくらいだったんですよ(笑)。全然声も作っていなかったし、日常の自分の会話を録音したくらい普通だったから、これが通ったんだぁと思いました。いざスタジオに行くと「ご自身の声でやってください」ということだったので、そういうナチュラルな感じで演じる方向なんだと納得しました。

――ツッコミ役として、みんなに振り回される役どころですね。

監督にもお食事会のときに、あわあわしているのが良かったと言っていただきました(笑)。

――猿渡宇希は、どんなキャラクターですか?

ツッコミで、みんながわちゃわちゃした中で一歩引いているお姉さんというかお母さん的なポジションなんですけど、ただ落ち着いているだけではなくて、オバケが苦手だったり、かわいいものに目がなかったり、ときどき頭の中で考えすぎて暴走していたりするんです。ベースとしては落ち着いているけど、そういう面もあるところがかわいい魅力だなと思いました。

――ツッコミに関して、慣れてきました?

そうですね、だいぶ。でも難しいです。最近は考えずにやっていますけど、最初の頃はディレクションでも、たとえば大声を出すとか、似たツッコミが続くので変えてくださいとか、もっとえらそうにとか、もうちょっと呆れながらとか言われていたので。でも最近は聞いたものに対して、思ったように返すようになってきたんです。自分が思う「いや、オイ!」っていう気持ちを乗せてツッコんでます(笑)。

――宇希から見て、他のキャラクターはいかがですか?

こはねちゃんは元気だし、ひづめは芯が通っている、花和ちゃんはひづめラブな気持ちが前面に出ているし、こてっちゃん(虎徹)は毒舌……結構みんな個性豊かでにぎやかな感じなんですよね。それを一歩引いて見ちゃってますね。

――でも、宇希はこはねが大好きなんですよね?

そうですね。こはねって、声をやっているぴゅあちゃん(尾崎さん)とリンクするところが結構あるんですよ。「御百度参り」を「御百度まわり」って読み間違えたりするので、「100回廻ってるー!」ってツッコんだり。休憩中もこはねちゃんみたいな感じなので、それも合わせて好きです(笑)。

――ひづめは宇希からすると、嫉妬心が少しありそうですね?

確かに! こはねと距離を詰めてますからね。でもやっぱりひづめのブレなさもカッコいいんですよね。宇希もカッコいいポジションなんですけど、それとはまた違うカッコ良さというか。自分のルールがしっかりしている感じがあります。

――虎徹と花和はどうですか?

花和ちゃんには正直助けられてるんですよ(笑)。花和ちゃんが本格的に出てくるまでは、宇希が全部ツッコんでたんです。だからツッコミが減った! みたいな(笑)。花和ちゃんが常識人ポジションになってくれているから、そのぶん宇希もボケたりできるので、中の人的な意見になっちゃうんですけど、バランスが変わったなと思います。虎徹は見た目がふわふわしてて断トツでかわいい! って思っていたんですけど、毒舌だったり、食いしん坊だったりで、プラマイゼロというか(笑)。ただかわいいだけだったところにマイナス面が補填されて、振り幅の広い子だなって思いました。

――完璧すぎないところがいいですね。OP&EDテーマの印象を聞かせてください。

作品のイメージとして、こういうオープニングになるんだろうなと予想していたんですけど、「ジャンプアップ↑エール!!」をいざ聴いてみたら、うわ~! って思いました。すごく立ち上がりたくなる、冷静でいられなくなる曲でした(笑)。勢いがあるだけではなくキラキラしてるんですよ。エネルギッシュだけどかわいくてキラキラしてる、情報量がとても多い感じがたまらなかったので、仮歌を何度も聴いちゃいました。

――掛け声もかわいいですしね。

掛け声も何パターンか録って、宇希だったらどういうふうに言うのかな? って、いろんなニュアンスを入れて歌いました。

――EDテーマの「One for All」はどうでした?

OPもかわいいんですけどEDもかわいいんです! アニメが終わってもEDでしんみりせず、そのままノリノリで終われるような曲なので、「いいアニメだったなぁ」ってほっこりすると思います。もう振り入れが始まっているんですけど、振り付けも歌詞のかわいさを体現するような感じなので、そこも見どころです! でもダンスはあまり自信がないんですよ! ちょっとずつタイミングがズレたりするところもあるんですけど、ひとりが間違えたら崩れちゃうじゃないですか。そこがまた違う集中力がいるんです。でもいっぱい練習して、みなさんの前で踊る頃には、自信を持って踊れるようになりたいです!

――では最後に、ファンにメッセージをお願いします。

こはねに強引に巻き込まれてチアを始めていくんですけど、そのおかげで宇希はどんどん素直になっていくんです。

こはねやひづめもチアに触れ合うことで、苦手なことやトラウマを克服したり、各々が成長していくところが見どころだと思うので、皆さんもそういうところを見て「頑張ろう!」と思ってくれたら嬉しいです。

これから皆さんにたくさんの元気をお届けできるように頑張っていきますので、楽しみにしていてください! アニメの絵に私たちのダンスが負けないように、お互い高め合っていきたいと思います!(WebNewtype)

猿渡宇希役・井澤美香子さんのキャストインタビューが到着