ガム

(ipag/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

江崎グリコは、1987年発売のガム『キスミント』の販売を打ち切ると発表。すでに生産は終了しており、在庫がなくなり次第、店頭から姿を消す。

■進行する若者のガム離れ

清涼感のあるタブレット(錠剤)菓子などに押されてガム市場が縮小するなか、販売の回復は困難だと判断し、今回の決断にいたったそうだ。

キスミントは子ども向けが中心だった江崎グリコが、中高生などの需要を狙って発売した商品だ。口内が潤う独自の配合や、薄いカード形ケースなどが話題になり、ロングセラーとなった。

昨今では、噛んだ後に捨てる手間などが敬遠され、近年は若者を中心に「ガム離れ」が進んでいる。国内の17年のガム販売額は1005億円でピーク時の2004年(1881億円)の半分近くまで縮小しているという。

■「デートの前はキスミント」

江崎グリコのこの発表を受け、ツイッターでは「ショックすぎる」「平成最後って怖い」と悲しみのツイートが相次いだ。

そん中、長年販売を続けていた「キスミント」だけに共にした時間も長かったのか、タイムラインには各々の思い出を語る流れが見られた。

■一番のショックはキスマイファン?

また、長年CMで起用されていたKis-My-Ft2のファンにはショックが大きかったらしく、ネットでは思い思いのエピソードが語られた。

・キ、キスミントが販売中止だと…? すごく寂しい。キスマイの特典欲しさに大量にキスミント買って友人に配り歩いていた日々が懐かしい(涙)

・本当に、うちのキスマイがお世話になりました…!!!

・もうあのCM見れなくなるんだね。はぁ、何を楽しみにテレビを見ればいいのか

・キスミントよありがとう…人生で何枚噛んだろう。いい青春でした…

■女性はとくに咀嚼音に嫌悪感

しらべぇ編集部は、20代から60代の男女1,376名に「ガムをクチャクチャ食べている人に嫌悪感がある」について調査を実施。

全体の約71%が咀嚼音を許せないと回答し、特に女性のほうが、男性よりも音を気にしていることが分かった。こうしたことも「ガム離れ」の一因なのかもしれない。

ガム(©ニュースサイトしらべぇ

平成最後の突然の悲報に、キスミント愛好家だった人たちはこの事実を受け入れられていない様子だ。今後、江崎グリコが「キスミント」を超えるブランドを生み出してくれるのを楽しみに待ちたい。

・合わせて読みたい→木下優樹菜「フジモンのキスがストレス」「離婚考えた事件」激白に視聴者衝撃

(文/しらべぇ編集部・清水 翔太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)

『キスミント』販売終了にキスマイファン嘆きの声 原因は「若者のガム離れ」か