セルティック戦で同点弾演出&大会初ゴール! 3-1の逆転勝利に貢献

 日本代表MF南野拓実は現地時間4日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節セルティック戦に先発出場し、逆転ゴールを奪う活躍を見せた。海外メディアも値千金の一撃を決めるなど、好パフォーマンスを披露した南野に注目している。

 試合開始早々の前半2分に先制点を与え0-1のビハインドで迎えた後半10分、右サイドからのクロス対し南野が反応し、頭でフリック。このボールをボックス左で受けたMFハンネス・ヴォルフが中央に折り返すと、最後はイスラエル代表FWムナス・ダブールが流し込み、同点とした。

 さらにその6分後、オーストリア代表DFアンドレアス・ウルマーの左サイドからのクロスを南野が左足で押し込み、今大会初ゴールで逆転に成功した。南野は同26分に交代するも、チームはその後1点を追加し、3-1と勝利を収めた。

 1得点を含む2ゴールに絡んだ南野の活躍に、海外も反応している。衛星放送「ユーロ・スポーツ」は「試合がひっくり返ったのは、南野が一撃をコンプリートさせネットを揺らした瞬間だ。ウルマーの丁寧なクロスに相手DFヘンドリーに競り勝った南野が今季4ゴール目を決めた」と、試合を分ける重要なゴールとなったことを伝えている。

日本代表にも選出、新エース襲名へ狼煙

 英紙「ガーディアン」は南野の勝ち越し弾について「極めて不可避」と表現し、アイルランド紙「アイルランドタイムズ」は、ゴール前で二度にわたり惜しいヘディングシュートを放っていたことも紹介し、最終的には南野の頭が同点弾を演出したことを説明している。

 4日に発表された国際親善試合パナマ戦(12日)、ウルグアイ戦(16日)に向けた日本代表メンバーに引き続き選出された南野だが、森保一監督の下で始動した新体制でエースとして活躍するための準備は整っているようだ。(Football ZONE web編集部)

日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】