2018年7月に認定された長崎・天草の世界遺産構成資産12カ所をはじめとする「潜伏キリシタン関連遺産」を豊富なビジュアルで完全解説。

信仰の自由を奪われ、キリスト教の弾圧に苦しんだ長崎のキリシタンの人びと。彼らの辛苦の信仰の足跡は、ついに2018年7月、世界遺産に登録されました。教会建築ではなく「集落」として登録され、信者の末裔はいまも伝統と文化を受け継いでいます。

本書「潜伏キリシタン関連遺産」は、どこを旅して、何を感じ取るべきなのか。「歴史」「地域」「建築」…そして「サブカルチャー」「グルメ」といったさまざまな専門家が独自の視点で現地をリポート。カクレキリシタンの末裔ご本人にもご寄稿いただきました。ぜひ、対象を多面的に捉える「知の旅」を楽しんでください。






主な内容:
・構成資産から外れてしまったが…… これが本当に見るべき潜伏史の修学ポイント
・苛烈な迫害と理不尽な運命 弾圧と殉教の地をめぐる
・伝統を受け継ぎ再生に挑む試み 終わらない潜伏の歴史
・いまなお独自の信仰を貫く人びと 「カクレ」びとのいま
・自治体がほしがるブランド観光地 これでいいのか世界遺産
・いまも残る彼らが生んだ食文化 キリシタングルメを食す
・映画『沈黙』徹底評論 「沈黙」したのは誰なのか

執筆者:
金沢大学准教授 井出明/長崎大学准教授 深見聡/長崎ウエスレヤン大学教授 加藤久雄
石造遺産調査会代表 野村俊之/NHK熊本放送局ディレクター 清田翔太郎/潜伏キリシタン末裔 木口貴行
ブログ「離島ナビ」管理人 南野たかし/「怪処」編集長 吉田悠軌/編集者 成田智志 ほか

「真実の潜伏キリシタン関連遺産」(2018年9月29日発売)。定価1,620円

配信元企業:株式会社メディアボーイ

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