新日本プロレス
KING OF PRO-WRESTLING
▽8日 両国国技館 観衆 9,152人

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(ロスインゴ)の新メンバーの名は試合直前まで明かされなかった。

 先に入場した内藤哲也マイクを掴み、「X」について「実はもうリングサイドにいるかもしれませんよ?いよいよ復帰を決意されたミラノコレクションA.T.選手!」とテレビ解説のミラノに振ったが「そんなわけないでしょ。勘弁してくれよ」と、“フリ”だと明かすと場内は大爆笑。改めて内藤が呼び込むと新メンバーテーマ曲とPVが流れた。そこには“THE DRAGON”の文字が…もしや?

 マスク姿でリングインした「X」はコールとともにマスクを脱いだ。その正体は前日にドラゴンゲートを退団したばかりの鷹木信悟だった!

 ロスインゴはメンバーと何らかの“つながり”がないと正式なメンバーになれない歴史がある。今回は新たなメンバーが、どのメンバーのどんな“つながり”から加わるのか注目されていた。鷹木はドラゴンゲートからフリーになると宣言。7日の博多大会がドラゴンゲートでのラストマッチとなっていただけに、衝撃は大きい。鷹木と内藤は昭和57年度生まれのプロレスラーらが集まる「57年会」のメンバー同士。他に飯伏幸太、石森太二らも所属している。また、2人にはアニマル浜口ジム出身という強い“つながり”があった。

 そうして始まった試合は、鷹木と内藤、SANADA、BUSHIの4人がスピードパワーCHAOS勢を圧倒。最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンSHOから3カウントを奪った。

 鷹木は「これが鷹木信悟の出した答えだ。俺も内藤のおかげで一歩踏み出す勇気をもらったよ。面白くなるなぁ。これからのプロレス界、内藤が言うように、たしかに俺は環境を変えるというリスクがあるかもしれんが、ハイリスク・ハイリターンだよ。リスクがなければ大きな成功はない。そういった利害が一致したということだ」と加入の動機を明かす。「俺はこれからも変わらず我が道を突き進むだけだから、目を離すなよ」とまくし立てた。

 BUSHIは続けざまに「スーパージュニアタッグリーグ、そこにBUSHI&鷹木信悟でエントリーさせてもらおうか。言っておくけど、ヒロムの代わりじゃないから。ヒロムとは違う新しい刺激を与えてやるよ。タッグリーグで俺らと当たるの楽しみにしとけよ。エンセリオ!マ・ジ・で!」とコメント。次期シリーズで開催される『スーパージュニアタッグリーグ2018』には、鷹木とタッグを組みエントリーすると宣言した。

 鷹木は現在96キロと、新日本マットではヘビー級でも通用する肉体を誇っている。まずはケニー・オメガや飯伏のようにジュニアに狙いを定め、新日本ジュニアに新たな風を吹かせてくれるようだ。ジュニアパワーファイターは多くない。鷹木が新日本ジュニアに加わり、どんな闘いを見せてくれるのか楽しみである。

取材・文 / どら増田
写真 / 舩橋諄

鷹木信悟