文章に笑いの感情を吹き込む記号としては、「(笑)」が古くから使われていますが、最近は「www」を使用する人が増えていますよね。しかし「www」は無闇に使用すると、相手の気分を害する場合も。教えて!gooには次のような声が寄せられていました。
「語尾に『w』をやたら付ける空気読めない人に一言文句を言いたいのですが…」
質問者のnoname#77086さんは、先日家族同然だったペットを亡くし、その思い出をブログに綴りました。そのブログに「自分が飼ってたペットも天国いちゃったよ;;今頃一緒に遊んでるかもねwww」とコメントをした人がいて、noname#77086さんは腹が立ったそうです。そして「このような人に上手に注意する方法は?」と問いかけています。
■「www」の受け取り方は人それぞれ
まずはnoname#73227さんの回答。
「読む限り、文字の使い方はKYですが、wwwはあざ笑っているのではなく、『にこにこ・ウフフ』系の意味だと思います。(中略)…本来の意味を教えてあげたらどうでしょう?」
yumitsukiさんも「努めて善意に解釈すれば、『元気のない微笑が長時間続いている様子』と受け取ることも可能かと」と述べ、さらに次のような例も挙げてくれました。
「極端な例ですが、『v』をハートマークに見立て、さらに『w』をハートを2つ並べた意味で使っているつもりの方を知っています。(中略)…しかし、質問者様が実際に腹を立てていらっしゃる以上、仮にそれが不幸な誤解だったとしても、真意が伝わらなければ意味がありません」
「w」をハートに見立てる人もいるんですね…。しかし、「www」などの記号を使った本人に悪意はなくとも、相手が不快に感じてしまうのであれば、やはりそれは問題でしょう。
どうやら、この「www」は受け取り方に相当な個人差があるようですね。
別のQ&A「wwwと(笑)とではどちらがバカにされた気分」の回答も見てみましょう。なお、このQ&Aの質問者は「(笑)の方が嫌」とのことです。
しかし回答を見ると「www」の方が嫌という人が多数派。例えばlismor908さんの意見。
「質問者さんは若い方かとお見受けします(当方、アラフォーです)。おそらくこれは年齢によって境目があるんでしょうね。若い人だと『www』のほうが自然に感じられ、逆にアラフォー以上の人は『(笑)』のほうが自然に感じられるのではないかと」
世代差が存在するという意見ですね。lismor908さんは、さらに次のような分析を続けます。
「なぜ(笑)を不快に感じないかといいますと、ネットのない時代にも雑誌で頻繁に使われていた表現で、私の世代などはそれで覚えた部分があると思います。一方でwやwwwは『若い人が作り出した表現』と解釈していますので、若い人がネット上で使う分にはいいですが、いい歳した人が使うとイタさしか感じません…」
最近は「www」がネットでは主流になりつつありますが、受け取る側には「www」に拒否反応を示す人もまだ多いよう。自虐ネタで使うならまだしも、相手の行動を笑うようなシチュエーションや、真面目な会話中での「www」の使用は避けたほうが無難でしょうね。
古澤誠一郎
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