JR東海が、金山駅東海道本線上下ホームに可動柵を設置します。各編成両数に対応するよう、開口幅は4m強といいます。

2021年使用開始へ

JR東海は2018年10月10日(水)、金山駅名古屋市中区・熱田区)の東海道本線ホームに可動柵(ホームドア)を設置すると発表しました。

同社は2018年1月から東海道本線上りホームにホームドアの試作機を設置し、センサーの検知機能やドアの動作、耐久性などを検証してきました。今回、実用化に向けて十分な検証ができたことから設置が決まったといいます。

ホームドアの開口幅は、快速・普通列車に使用する4両、6両、8両編成のドア位置に対応できるよう、ドアが左右に開閉する在来線のタイプでは最大級という4m強に。また、ホームの狭い所でも通路幅を確保できるよう戸袋部分を250mmに薄型化しています。ドアは、列車の編成両数と停止位置をセンサーで検知して、車両のドアにあう箇所を自動で開扉します。

ホームドアの設置は、国や自治体と協力して進められます。設備投資額は約20億円です。下りホーム(3番線)は2021年3月に、上りホーム(4番線)は同年12月にそれぞれ使用を開始する計画です。

【断面図】ホームドアは250mmの薄型

ホームドアの設置イメージ。画像は試作機(画像:JR東海)。