大人は「就職する」までは手とり足とりフォローしますが、「働く若者には冷たい

会社に入った途端、若者は「即戦」扱いされ、長時間労働とプレッシャーストレスにびしょ濡れになり疲弊する。心を病む20代はこの10年で倍増しました。

本来なら入社後3年間は「役割の獲得」という、組織に適応する上で極めて重要な時間なのに、そのプロセス省略し、単なる労働としかみていないのです。

いったいこれのどこが「学生のため」なのか。

オトナたちはいいます。「学生混乱する」と。でも、混乱するのは「就活という名の下学生を食い物にしているオトナではないのか。

そりゃあ誰だって、みんなと同じように就職できた方が安心するし、奨学をもらっている学生も多いので「即社会人」になることが望ましいかもしれません。

しかしながら、「就活一括採用」とは、「オトナたちがめる人材と化すための装置」でしかなく、可性が限大にひろがっているはずの若い学生たちから「を育む時間を奪う狂気でしかないと私は考えているのです。

日本以外の大学生は、学びの場である大学で感心するほど必死で勉強します。一方で、「働く」経験を積み、社会の厳しさとやさしさを体感し「生きる」ことの難しさを学んでいきます。

とてもとても、大変なことかもしれません。泣きたくなるほど、苦労するかもしれません。

でも、学生時代のチャレンジは、限られた資の中でベストと思える答えを探り出す、すなわち「を育む最高の時間です。

困難にぶつかった時も、自分の頭で考え、自分の決断、感覚を信じて踏み出す。不全な状態にあるという自覚を持ちながらも、その時にベストと思える答えを探り、行動にうつす覚悟。

そんな「自分の行動を信じる=自」をもった学生を育て、失敗を経験させ、彼らを寛容な気持ちで受け止めることこそがオトナの役です。