麺のないラーメン。巷では、そんな面妖な食べ物が流行っているようだ。果たしてラーメンに麺が入っていなくても満足するものなのか? とても気になる。いまや麺のないラーメン提供するラーメン店は数多くあるそうだが、今回は横浜家系ラーメン壱角家」が提供する麺なしラーメン、その名も「ベジタブル系」を記者が食す。

野菜たっぷりのビジュアル

 体重を減らしたい女性はもちろんのこと、ポッコリおに悩む中年男性ダイエット食、そして健康意識の高い人の間で『麺なしラーメン』を頼む人が急増していると言う。ラーメン好きの記者からすれば、ラーメン屋に行って『メン』が食べられないなど何かの罰ゲームのように感じるのだが、好奇心はそそられる。さっそく野菜たっぷりな「ベジタブル系」なるメニュー提供する「」を訪れた。なお、この「ベジタブル系」は、通常のラーメンべて糖質90パーセントOFFなのだそう。すっごいOFF率だ。

 時の店内はほぼ満員。その店内に店員の「お待たせしました~ベジタブル系です」の。(マジだ! マジで頼んでる人いる!)と驚く記者。麺なしとはいえ、通常のラーメン同様に味の濃さ等も選べるようだ。初めてなのですべてデフォルトでオーダーする。

 到着した「ベジタブル系」。想像以上に野菜が多い。体に良くないイメージが根強いラーメンだが、これだけ野菜を摂取できるのならば、健康志向の高い人でも注文しやすいことだろう。別皿にしてもらった野菜写真も掲載する。



野菜だけでも意外と満足した

「ベジタブル系」の気になる味はどうなのだろう。スープを一口。濃厚な味わいが特徴の家系ラーメンだが、たっぷり野菜の影もあってか、程よい加減の味付けとなっている。とはいえ、やはりそれなりに濃いスープ野菜の相性は良い。そして麺の代わりの役割を果たしている大盛りの野菜。食べても食べてもなかなか減らない。「麺のないラーメンでは満になるわけがない!」と思い込んでいた記者だが、想像以上ににたまる。

 下のほうに沈んでいた野菜は、スープがかなり染み込んでいる。食べ進めるにつれ、次第に野菜たちの味が濃厚になってきた。味の濃いもやしがうまい! 食べ終わったころには、ラーメン食後とべても遜色ない満感、満足感を味わえた。とはいえ「やっぱり麺も食べたいよ!」という意見もあるだろう。そんな人のために、麺の追加(半玉100円、1玉200円)もできるから嬉しい。

 食文化の需要は時代によって変遷していく。今回紹介した麺のないラーメンのように、一昔前では考えられなかった、常識を覆すような食べ物が今後続々と誕生するかもしれない。〈取材・文/日刊SPA!取材班〉

野菜たっぷりのビジュアル。もちろん、野菜の下に麺はない