世界3大料理の1つに数えられる中華料理は多彩な技法や味のバラエティーを持ち、世界中の人に親しまれている。また、国土の広い中国では地域ごとにさまざまな料理法や味があり、特に、広東料理、四川料理、上海料理、北京料理は多くの人が知る中華料理と言える。

 中国メディアの快資訊は7日、世界的に見た場合、中華料理より日本料理の方が高く評価されていると主張し、「意外にも日本料理のほうが中華料理より高いブランドを構築している」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中華料理は世界中で広く親しまれているが、手軽なファーストフードのような扱いをされるケースも多いことを伝え、中華料理日本料理にブランドの点で及ばないのはなぜなのかと疑問を呈した。これに対し、日本料理は味以外にも配慮があるためだと指摘し、日本料理は料理を盛り付ける器にも気を配っているため客の目を楽しませ、一目見れば食べたくなるように盛り付けられているが、中華料理は使用する器にはこだわらないことを指摘した。

 続けて、中国国内で食の安全問題が頻発したことなどを理由に、消費者は中華料理で使用されている食材の衛生管理や健康に良くない添加物が加えられていないか疑問を抱くと指摘する一方、日本料理は生ものを食材とすることからも分かるとおり、衛生管理を徹底しているため、食材は新鮮で健康被害の心配をする必要は全くないという違いがあると論じた。

 記事は、世界の消費者にとっては日本料理に対する印象の方が中華料理より良いのが現状だと指摘する一方、実際に食べて美味しいのは中華料理の方だと主張、日本料理にブランドの点で負けていることに悔しさをにじませた。中華料理日本料理も、それぞれに特徴があり、多くの人に愛されている。どちらが上でどちらが下ということよりも、消費者が安心して食べられる料理を提供することが大事なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中華料理は日本料理に及ばないのか・・・ブランド力では和食が上=中国メディア