親しいはずのロシアにまで「帳の外」宣言をされてしまいました。詳細は以下から。

日本抜きで進む朝鮮半島問題
北朝鮮外務省のチェ・ソニ次官と中国ロシアの外務次官らは10月9日モスクワで会談し、関係正常化のためにの5カ協議に支持を表明しました。

ロシア外務省はこれを受けて10日、朝鮮半島の緊張緩和のため、アメリカ合衆国と韓国を交えた5カ国協議が必要だとの認識でロシア、中国、北朝鮮が一致したことを明らかにしています。

また外務次官らは一連の協議の後、10日に「北朝鮮の非核化に向けた重要な動きを考慮すれば、国連の安全保障理事会は北朝鮮に対する制裁の見直しを始めるべきだ」として、制裁の緩和をめる共同明も発表しています。

日本だけが「帳の外」に
これまでは北朝鮮の核開発問題については、「6カ協議(六者会合)」と呼ばれる、アメリカ合衆国ロシア中国韓国、北朝鮮日本を加えた6ヶでの直接協議によって解決が図られてきました。

6カ協議は北朝鮮と他の5カ轢の中で2008年12月の首席代表者会合を最後に中断していましたが、今年1月にはキッシンジャー元国務長官が「復活」について言及

そして3月には中国を電撃訪問して中国の習近平国家主席と会談した北朝鮮の金正恩委員長が復帰に同意する考えを示し、これを受けて駐日中国大使館も「早急な復活に向けて努力すべきだ」とコメントしています。

今年に入って韓国文在寅大統領が金正恩委員長と3度に渡る首脳会談を行っており、アメリカ合衆国トランプ大統領が北朝鮮との関係を「大いに前進」していると述べ、2度目の会談も遠からず開催見込みであることも示しました。

また文在大統領10月8日にも「近く、金正恩委員長の訪露と習近平国家席の訪が実現する見通し」と述べており、対話の機運が盛り上がっています。

一方日本北朝鮮が交渉のテーブルにつこうとするこうした動きを警戒し、まずは核兵器棄に向けた国連安全保障理事会の決議の全な履行をとめて圧を掛けてきました。

10月11日にも官房長官は「北朝鮮によるすべての大量破壊兵器、さらにあらゆる射程の弾道ミサイル全で、検証かつ不可逆的な棄を実現していくためには、安保理決議の全な履行が重要であって、これに違反する行為は控える必要がある」と、同様の認識を示しています。

今回のロシア外務省の5カ協議発言は、現状の「圧ではなく対話」という機運に対して賛同の意を示すものとなり、強硬な姿勢を崩さない日本ハブる形での対話の復活という構図を示唆することになりました。

ロシアは蜜の「友人」だったはずでは…?
安倍首相ロシアプーチン大統領を「ウラジーミル」と呼ぶなど、日露は蜜の関係にあるとされてきました。しかしその蜜だったはずのロシア日本北朝鮮問題で「帳の外」に置かれてしまいました。

こうした事態は今回だけではなく、9月にはロシア極東のウラジオトクで開かれている東方経済フォーラムの全体会合で、プーチン大統領は「年末までに条件で平和条約」を結ぼうという爆弾発言を行っています。

これは「北方領土解決なくして平和条約なし」とする従来の日本政府の見解にっ向から挑むもので、日本側が飲める話では到底ありません。

ロシア9月2日にも北方領土などで第2次大戦で日本に勝利したことを祝う式典を開催し、軍事活動を強化する姿勢を鮮明にしており、9月11日からはロシア極東やシベリア地方で、旧ソ連時代の1981年以来最大規模の軍事演習を実施するなど、実効支配を強めています。

加えて北朝鮮問題に関する一連の提示が行われた10月10日から北方領土の択捉島の近海でロシア軍が射撃訓練を行うと通知してきています。

2016年には総額3000億円の経済まで行いながら、北方領土問題も全く進展しないどころか実効支配を強められ、北朝鮮問題でもハブられてしまった日本。どこからどう見ても全にめられていますが、「外交の安倍」を名乗る安倍首相はどのように「対抗」するつもりなのでしょうか?

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ロシア「朝鮮半島問題は米中ロ南北で5カ国協議をする必要がある、制裁緩和もしよう」日本は再び「蚊帳の外」へ