広大自然の最中をトレッキングする際、怖いのは携帯電話電波が届かないことだ。オフライン環境下で別行動の仲間と連絡を取るとしたら、どのような方法が考えられるだろうか。

アンテナが1本でも立てばそれに越したことはないが、そうでなければ手の打ちようがない。クラウドファンディング「Indiegogo」に登場した「PowerTalkie」は、遭難を防ぐ最後の手段とも言えるBluetooth接続デバイスである。

・最大32kmの交信距離

以下、アメリカの開発者がアメリカ内での使用を想定した製品であるということを念頭に置いていただきたい。

PowerTalkieBluetoothスマホに接続し、それを持った者同士での通信を可にする。この際、通信会社の電波が届かない状況でも構わない。つまりPowerTalkieは小線機で、20マイル(約32km)以内の仲間と交信できるという製品だ。出は2W。

リアルタイム通話、ボイスメッセージ、そしてチャットも用意されている。GPSも搭載されているから、互いの位置情報の共有もできる。いざという時はSOSシグナルを発信することも可

IP67規格を有し、またPowerTalkie自体が6000mAh容量のモバイルバッテリーにもなる。既にAndroidiOSアプリが用意されているという。

・PowerTalkieと電波法

PowerTalkie現在、Indiegogoで2台セット149ドル(約1万6900円)からの出資開している。配送は来年1月からで、日本へも製品を送ることができるとのこと。

問題は、このPowerTalkie線機であるということだ。使用周波数は462MHzである。じつはこの周波数は、アメリカでは較的ポピュラーだが日本では放送事業者以外には割り当てられていない。

つまり日本国内でPowerTalkieを使えば、電波法に接触してしまうということだ。オフライン下でスマホを使用できるようにするというのは注すべき機だが、線機器の個人輸入に関しては常に神経らせておくべきだろう。

Indiegogo

電波が届かない場所での通信を可能にする、スマホ用トランシーバー「PowerTalkie」