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商売が繁盛している時、経営者がどうしても陥りがちなのが「この状態はずっと続くに違いない」という思考。これが大変危険なことであると話すのは、無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者で、人気コンサルタントの中久保さん。「この状態は長くは続かない」と考える会社の方が強い、とする根拠は一体なんでしょうか?

良いときに起こる錯覚

先のことばかり考えてると後々しんどくなりますよ

経営に関するご相談を受けたとき、このような言葉をお伝えさせていただくことがあるのですが、「先がなければその先もないじゃないか」などと反論をいただくこともあったります。反論したくなる気持ちは分からなくないのですが、先のことしか見えなくなってくると、結果、取り返しのつかないことになるリスクが高くなります。

以前こんなことがありました。とある飲食店。毎日常連客でお客様が溢れかえり週末には、お得意先の宴会客でごった返し状態です。まさにがつくほどの繁盛店。そんな時期が数年続き、お店を拡大することに。それに伴いスタッフも増やし、メニュードンドン増やしていきました。まさにイケイケ状態。

しかし、そのような状態は長く続きません。次第に客足は遠のき、お店のある通りさえ、閑散となっていきました。

「今まで来てくださっていたお客さんはどこへいったのだろう?」

いくら考えても分かりません。それでも必死で、あの手この手でお客さんを呼び戻そうとします。ですが、全く効果はいまま。時既に遅し。あえなくお店は閉店に追い込まれました。店は、先の利益をめた結果、先を見るどころか、お客様さえ見失っていたのです。

に乗り、やることなすこと何もかもが上手く行くようになった時、「今の状態がずっと続く…」「このまま安泰」という錯覚に陥ることがあります。しかし、「こんなことは続かない」「ずっといいはずがない」と感知しておかなければ、知らず知らずに先の利益を追いめるようになり、その先のことや先述したお店のようにお客様のことさえ見失うことにもなりかねません。

先の利益というのは、先にあるビジョンの過程に結果としてついてきているものであり、一時の結果に過ぎません。そうした認識が欠如し出すと、一定のところで満足し成長を止めたり、お客さんやスタッフを数字でしか見ることができなくなったり、挙句には、不振に転じたとき、その原因が「今のご時勢が悪い」とか「競合店が増えてきたせい」などと、始末に終えない言い訳をするようになるのです。

具体的に5年後、10年後、20年後、30年後、必ずこうなっていなければならない!と決めるまでいかなくとも、せめて5年後、10年後、20年後、30年後、自社がこうなっていればいいな、というイメージは漠然とでも持っておくことが大切です。それが、潜在的・顕在的に関わらず、先の利益を追いめる抑止となり、ぶれない芯のある強い会社やお店となる礎になるのです。

今日のまとめ

良いときは続かない

image by: Shutterstock.com

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『 ビジネス真実践 』

【著者】 中久保 浩 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行

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