騙す男

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9日、息子を装った嘘の電話をかけて、現金200万円を騙し取ろうとした男が現行犯で逮捕された。

■息子を装い「あした帰るよ」

警察庁によると、逮捕前日に詐欺グループのひとりは、東京・大田区在住の66歳の女性の自宅に息子を装って「あした帰るよ」と電話をかけたそうだ。

しかしその日、女性の自宅には離れて暮らしていた息子が帰省中だったため、不審に思い警察署に相談。

相談されていることもつゆ知らず、翌日には「現金200万円を用意してほしい」との電話があったという。警察との連携により、33歳の男が受け取りに来たところを現行犯逮捕された。現在男は、取り調べに対して黙秘しているようだ。

■非道な手口は拡大中

実際の息子が帰省中だったことから、女性は被害に遭うことはなく不幸中の幸いだった。

しかし、子供や孫など身内の名前を語り「事故を起こした」「会社のお金を持ち逃げしてしまった」だの適当な理由を挙げて、高齢者から現金を騙し取ろうとする被害は後を絶たない。

被害は減少するどころか、直接現金を受け取りに行く、またはATMから振り込みをさせるものまで…、相手を信じ込ませるための新たな非道な手口が生み出されている。

■「知らない番号からの着信は出ない」?

携帯電話でも自宅の固定電話では、知らない番号からの着信は出るべきか、悩む人は少なくないだろう。

しらべぇ編集部は、全国20代~60代の電話利用者の男女1,288名を対象に「知らない番号からの電話着信は、出ないようにしている」かどうかの調査を行った。

(©ニュースサイトしらべぇ)

結果、6割もの人が「知らない番号からの着信は出ない」と回答。

現金を騙し取ろうとする詐欺師だけではなく、キャンペーンや営業などの迷惑電話が多いのが現状。しかし、昔ながらの番号が出ない固定電話を使用している場合は、出ざるを得ないのかもしれない。

■詐欺グループが減らない理由

逮捕される大半が、今回逮捕された男のように、現金を受け取る「受け子」や「出し子」と言われる役割の人間。グループを牛耳る「黒幕」にたどり着くことは困難だと言われている。これも被害に歯止めが掛からない理由でもあるのだろう。

よく言われていることではあるが、身内と離れて暮らす人はマメに連絡して声を聞かせること、「電話で現金を請求することはない」と約束することを週1くらいで行うようにしよう。

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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年8月26日2016年8月29日
対象:全国20代~60代電話利用者の男女1,288名 (有効回答数)

息子のふりして「あした帰るよ」と200万円要求 実際の息子が帰省中で被害逃れる