ヴィッセル神戸は12日、所属するDF高橋峻希(28)が部外者に対して出場予定メンバー情報を漏洩していたとの報道を受け、先月より調査を進めていた一件に関して調査の終了及び同選手に対する処分を決定した。

▽今回の問題は9月23日に行われた明治安田生命J1リーグ第27節、浦和レッズ戦のメンバー発表前に、高橋が部外者へ出場予定メンバー情報を漏洩していたとの報道があり、その後クラブは本人への聞き取り調査、外部弁護士による調査を依頼し実施。

▽その後、外部弁護士による調査により、高橋が当日の試合を観戦することを予定していた知人から『LINE』を経由して、MFアンドレス・イニエスタの出場の有無について問われたところ、高橋は同じく『LINE』を経由してイニエスタの欠場を明らかにした事実が確認された。

▽これを受けて、クラブは高橋の当該行為が「日本サッカー協会選手契約書第3条〔禁止事項〕の、(1)「クラブ、協会およびリーグ等の内部事情の部外者への開示」、(2)「試合、トレーニングに関する事項(試合の戦略・戦術・選手の起用・トレーニングの内容等)の部外者への開示」、(7)「試合の結果に影響を与える不正行為への関与」、および(8)「その他クラブにとって不利益となる行為」、に抵触する違反行為に該当すると判断。

▽高橋に対して、9月24日から10月23日までの1カ月間の謹慎処分を科すことを決定した。

▽また、クラブは今回の問題を受けて再発防止に向けた取り組みを行っていく旨を以下のように伝えている。

ヴィッセル神戸はこの度の情報漏洩を受け、情報管理体制を一層強化して、再発防止の徹底に努めてまいります。再発防止策として、クラブハウスにおける情報管理ルールの掲示、強化部から所属選手に対するチーム情報の取扱い及びSNSの利用に関する指導、外部講師を招いてのSNS運用に関する勉強会の実施を行ってまいります」

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