数のダウ均は、利上昇や中貿易戦への懸念などで、10日と11日で2日間連続で1300ドル以上値下がりした。これを受けて、日本欧州アジア市場価も全面安となった。市場関係者の多くは堅調な経済情勢を基に、が調整局面に入っているとの見方が広がっている。いっぽう、中国内では、市場関係者や投資などは今後中国が一段と低迷するとの悲観的心理が強まっている。

トランプ大統領は今週3回も連邦準備制度理事会(FRB)の利上げについて「速い」と批判した。

大統領は11日、フォックスニュースの番組で、市場の調整局面の因はFRBの融引き締めにあるとの見方を示した。大統領は、外為替市場において他の通貨に対してドルが上昇しているなか、利上げ政策によって企業の経営環境が厳しくなる恐れがあると摘した。

FRBは9月26日、今年3回となる利上げを実施した。政策利であるフェデラファンド利(政策利)の誘導標は現在2~2.25に引き上げられた。2007年リーマン・ショックから2015年まで、FRBは気刺策として、政策利を0~0.25準、いわゆる「ゼロ利政策」を実施してきた。FRBは同日に発表した明で、米国経済が堅調であるとあらためて強調した。

市場関係者と投資の間では、FRBが9月26日に発表した明について、FRBは12月に今年4回の追加利上げと、19年に3回と、20年に1回の利上げを実施すると予測。政策利が最終的に3.25~3.5に引き上げられるという。

ラリークドロー国家経済会議NEC委員長は11日CNBCの取材に対して、経済標が気拡大を示しているとし、「(の下落が)強気相場における正常な調整だと個人的に考えている」と述べた。

インドネシアで開催された際通貨基(IMF)年次総会に出席したムニューシン財務長官は11日、米国債利回りの急上昇が価の下落を招いたとの見方について否定した。安について、「調整だ」と示し、「特に驚きではない」と述べた。

ロイターによると、JPモルガン・アセット・マネジメントのチーフ・マッケート・ストラテジストの許長泰(Tai Hui)氏は、過去の調整局面を分析したところ、毎回が約10~15値下がりしたとした。は先週からすでに約7下落したことから、今後さらに3~5の値下がりがあると推測した。

許氏も、個人消費信頼感や企業収益の好調であることを挙げ、短期的に経済が失速する可性が低いとの考えを示した。投資に対して、10日と11日の安について、過度に反応しないよう呼び掛けた。

中国

市場の下落を受け、中国市場は11日急落した。数の上海総合は前日5.22安の2583.46ポイントで取引を終えた。4年ぶりの安値となった。

メディアによると、上海深セン市場では11日、1100の銘柄がストップ安となった。また1700の銘柄の下げ幅が9を上回った。市場関係者らは、中国のさらなる下落に警している。

情報サイト鳳凰財経」によれば、香港企業、交際控股有限チーフ・マッケート・ストラテジストの洪灝氏は、8日から11日まで中国A市場が10値下がりしたと摘した。今後A市場は引き続き軟調な動きを展開していくとの見方を示した。

著名な中国トレーダーで、経済評論家栄氏は11日の取引中、上海総合が2016年1月末に付けた2638ポイントの安値を割り込んだため、今後下落のペースが加速し、新たな底値を探る展開となると推測。氏がテクニカル分析を行い、上海総合が今後2450ポイント台を試す可性を高いとした。また、同氏は中国市場の弱気相場が当面続くとの見方を示した。

中国市場関係者の間では、短期間に中国テクニカル的な反発があるものの、中貿易戦、中国経済への下振れ懸念、政府が中国を「為替操作」に認定するなどのマイナス材料が多いため、中国悲観的心理が広がっている。

12日の午前の取引で、上海総合は前日終値0.12%安の2580.24ポイントを付けた。

翻訳編集・哲)

10日と11日米国株式市場株価の下落を受けて、中国株市場を含み世界同時株安となった(Drew Angerer/Getty Images)