当時16歳だった女子高生が自殺した痛ましい事件は7月1日午後10時5分頃に起きた。奈良県大和郡山市の近鉄郡山駅でホームから線路に飛び込み、橿原神宮前発京都行の特急列車にはねられて死亡した。女子高生は飛び込み自殺の様子をインターネット配信サービス「ツイキャス」で生配信。すぐに削除されたが、YouTubeや他の動画共有サービスで拡散され、3か月経った現在も衝撃的な映像に視聴者のメッセージは後を絶たない。

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 映像の中で女子高生はホームに座りこんでいる様子で「無理だよ、話し相手がいません、誰も助けてくれません」、「私もう頑張りたくない、なんで頑張らなきゃいけないの?絶対死ぬよ、電車なんかにひかれたら」など漏らすと、フラついた足取りで立ち上がった。通過する列車が鳴らした汽笛の警告を無視すると線路に飛び込み。向かいのホームでその様子を目撃した女性が驚いている様子も映っていた。

 その後は女子高生とみられるツイッターのアカウントが特定され、妊娠を示唆する書き込みも。お腹に赤ちゃんがいることを告げた彼氏と音信不通になったという情報が出回った。自殺の真相は定かではないが、映像を見たネットユーザーの書き込みは賛否両論だ。

「涙が止まらない。将来のある若い子が…助けてあげられなかったのが辛い」、「この子泣いてる。辛すぎる。こんなに思い悩むまで一人で抱え込んでいたのかと思うとほんとにかわいそうで」、「電車来る音が鳴った時の覚悟を決めた表情…何回見ても胸が苦しいというかなんとも言えない気持ちになる」

女子高生の死を悼む書き込みが多かったが、それだけではない。この事故で橿原線の上下計17本が運休、最大で約1時間20分遅れて約3000人に影響が出たことから「迷惑かけたらだめだよ。電車を利用してる人や運転手さんに」「いい加減鉄道を使っての自殺はやめてほしい」と批判的なコメントも。

ツイキャス」で削除されたにも関わらず、YouTubeや他の動画共有サービスで拡散されていることに「投稿するのは最低な行為。削除しろよ」「女子高生にかかわった人が悲しむ真似はやめろ。すべて動画を削除するべきだと思う」と投稿者の常識を疑う怒りの意見も少なくない。動画の拡散は著作権肖像権侵害に該当する恐れがある。違法アップロードが蔓延している状況で法整備を含めた対策は急務だ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

女子高生が線路への飛び込みをライブ配信…拡散される映像に怒りの声