韓国がFIFAランク5位のウルグアイを2-1で撃破

 韓国代表は12日、ソウルワールドカップスタジアムで行われた国際親善試合でウルグアイ代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。FIFAランク5位の強豪相手につかみ取った大金星は、ファンからの大きな反響を呼んでいる。

 0-0で迎えた後半20分、FWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)がボックス内で倒されPKを獲得。エースのFWソン・フンミントットナム)がキッカーを務めたが、シュートは相手GKのセーブに遭ってしまう。それでも、こぼれ球にいち早く反応したファン・ウィジョがダイレクトでゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 その6分後に同点に追いつかれるも、同34分、CKからMFチョン・ウヨン(アル・サッド)が押し込み、決勝点をマークした。格上相手からの大金星に、AP通信も「ソンがPKを外したが、韓国がウルグアイを2-1で撃破」と速報し、「売り切れとなったスタジアムで6万4000人の観客を前に勝利をつかんだ」と紹介。スコアが動く前も、韓国が試合の主導権を握っていたと指摘している。

ファンは歓喜爆発「我々は偉業をやってのけた」

 また、大韓サッカー協会(KFA)は公式ツイッターでウルグアイ戦の勝利を速報すると、コメント欄では「全てがパーフェクトだった!」「選手全員が素晴らしかった」「今日の試合に言葉は必要ない」「思わず号泣してしまった」「我々は偉業をやってのけた」など、ファンが歓喜を爆発させていた。

 韓国は16日に日本が3-0で勝利したパナマとの試合を控えているが、ロシアワールドカップ(W杯)のグループリーグ最終節でドイツ相手につかんだ2-0での勝利を含め、直近4試合で3勝1分と絶好調。4年後のカタールW杯に向け、これ以上ないスタートを切ることに成功したようだ。(Football ZONE web=AP)

先制点を奪ったFWファン・ウィジョ(左)【写真:AP】