森保監督の“愛弟子”と紹介 「自身初のアジアカップ出場が近づいている」

 日本代表が12日に行われたパナマ代表との国際親善試合に、3-0で勝利した。

 先制点を決めたMF南野拓実ザルツブルク)、2点目を決めた伊東純也柏レイソル)など若きアタッカーの活躍が目立ったが、韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は「日本-パナマ戦、悲運のJリーグMVPの復活」と見出しを打ち、MF青山敏弘サンフレッチェ広島)に注目。「実力がありながらも、Aマッチにゆかりがなかった青山が、日本代表の核であることを証明した試合」と絶賛している。

 同紙は青山がキャプテンとして88分間プレーしたこと、さらに前半42分に南野の先制点をアシストしたことについて触れ、「1292日(3年6カ月12日)ぶりのAマッチでのアシストを記録した」と伝えた。

 また、青山の経歴についても触れ「Jリーグ歴代3度もベストイレブンに選ばれた青山は、2015シーズンにはMVPを受賞。FIFAクラブワールドカップ(W杯)にも7試合(1得点)出場したが、Aマッチの記録はパナマ戦まで10試合1得点、3アシストがすべて。日本代表としてブラジルW杯には1試合しか出場しておらず、アジアカップには一度も出たことがない。Jリーグ屈指のボランチなのに、代表での実績がなかった」と詳細に報じている。

 それくらい森保一監督にとって青山は、“愛弟子”であり、信頼を置く存在であると紹介し、「青山が日本代表のキャプテンとして、自身初のアジアカップ出場が近づいていることを示してくれた試合だった」と締めくくっている。


(金 明昱 / Myung-wook Kim)

(左から)日本代表の森保監督、MF青山【写真:田口有史】