昨シーズンにブンデスリーガデビューを果たし、20試合に出場したハンブルガーSV(HSV)のFW伊藤達哉。終盤戦では先発メンバーに定着して4アシストを記録するなど、将来を担う存在として期待を寄せられている。

 しかし今シーズン、ブンデスリーガ2部で7試合に出場しているものの、得点もアシストもゼロ。ドイツ誌『kicker』日本語版は「低調なパフォーマンスが続いている」と評した。

 それでも、ハンブルガーSVのスポーツディレクター(SD)を務めるラルフ・ベッカー氏は『ハンブルガー・モルゲンポスト』に対して「対戦相手が彼を理解してきたところがある。まだ時間は必要だろう」と説明。「我々としては必要な時間を与えていくよ。我々にとって彼は、非常に重要な選手の一人なんだ」と、大きな期待をかけていることを強調した。

 9月には日本代表初招集を果たした伊藤。10月のメンバーからは外れたが、まずはクラブで復調して活躍を見せたいところだ。

今季はまだリーグ戦で得点がない伊藤達哉 [写真]=TF-Images via Getty Images