ロシアW杯16強で逆転負けを喫した日本、タバレス監督も敗戦に驚嘆「残念ながら…」

 ウルグアイ代表は16日に埼玉スタジアムで日本代表と対戦するなか、前日記者会見に出席した名将オスカル・タバレスが、ロシアワールドカップ(W杯)の日本について言及。16強でベルギーと対戦した日本が2点リードした状況から、まさかの3失点で逆転負けを喫した一戦で大きな衝撃を受けたと告白している。

 日本はロシアW杯初戦でコロンビアに2-1と勝利すると、第2戦セネガル戦は2-2ドロー。第3戦ポーランド戦で0-1と敗れるも、1勝1分1敗のグループ2位で通過した。ラウンド16で激突したのは強豪ベルギーだった。

 MF原口元気、MF乾貴士の連続ゴールで2-0とリードした日本だったが、そこから立て続けに失点。2-2で迎えた後半アディショナルタイムには、日本のCKから超高速カウンターを食らい、終了間際に被弾して敗れた。その逆転劇は世界中で大きく取り上げられたが、タバレス監督も驚嘆した一人だったようだ。

「W杯では残念ながら、信じられないような形でベルギーに負けた」

 日本戦を前にした前日会見で、71歳の敵将は改めてロシアW杯での日本の逆転負けについて言及している。一方、タバレス監督率いるウルグアイは16強でポルトガルに2-1と勝利し、準々決勝で優勝国フランスに0-2と敗れてベスト8で大会を終えた。ともに決勝トーナメントに進出していた日本の劇的敗戦に驚きを隠せなかったようだ。

 もっとも、名将はそうした辛酸を経て代表チームが成長することも熟知している。「日本サッカーのベースが、すでにでき上がっていると思っている」と断言しており、ベルギー戦は日本代表の進化を促す一つの要因となりそうだ。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)

ウルグアイ代表のタバレス監督【写真:Getty Images】