名門ポルトがアル・アインのカイオに関心と報道

 かつて鹿島アントラーズプレーしたブラジル人MFカイオは現在、UAEのアル・アインで活躍しているが、ポルトガルの名門ポルトから関心を示されているという。注目度が高まるなか、ポルトガルメディア「Bancada」は、かつて日本で強烈なインパクトを残したカイオを特集している。

 現在24歳のカイオは2011年から千葉国際高等学校に在籍し、14年に鹿島へ加入。1年目から出場機会をつかむと、リーグ戦30試合8得点の成績を残してJリーグベストヤングプレーヤー賞に輝いた。当時は将来的な日本国籍取得と日本代表入りも話題になるほどで、その後も成長を続けたカイオは鹿島攻撃陣に不可欠な存在となっていった。

 そして2016年のファーストステージ優勝を置き土産に、夏にアル・アインへと電撃移籍。UAEの地でも加入1年目から公式戦15ゴール13アシストと大活躍した。

 カイオは今季もここまで4試合2ゴール3アシストと、攻撃陣の核としてチームを牽引。そんななか、ポルトガルの名門ポルトが獲得に乗り出しており、すでに交渉をスタートさせていると伝えられている。

 また、記事では東京ヴェルディコンサドーレ札幌で活躍し、その後ポルトへと移籍した元ブラジル代表FWフッキ(現・上海上港)と同じ道を辿るように、カイオが日本で活躍し、ポルトからの関心を手繰り寄せていると説明している。

「“日本のネイマール”と認知されるまでそれほど時間はかからなかった」

 そして「カイオは“日本のネイマール”と認知されるまでそれほど時間がかからなかった」と紹介し、「その理由は二つ。対戦相手を面白おかしくかわすこと、そして身体中に入るタトゥーだ」と説明している。

 切れ味鋭いドリブルや股抜きなどのテクニカルプレーを武器とするカイオは、ネイマールを彷彿とさせるプレーをたびたび披露している。日本でも強烈なインパクトを残したブラジル人ウインガーは、アジアを経てポルトへの移籍を実現させることになるのか、その動向に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

かつて鹿島アントラーズでプレーしたMFカイオ(現在はアル・アイン所属)【写真:Getty Images】