漫画「宇宙兄弟」から始まった、神経難病「筋萎縮性側索硬化症ALS)」の治療薬開発、そして疾患啓発を目的としたチャリティプロジェクト「せりか基金」。特に治療薬開発の支援のために展開している「せりか基金賞」の研究募集が、2 […]

漫画「宇宙兄弟」から始まった、神経難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の治療薬開発、そして疾患啓発を目的としたチャリティプロジェクト「せりか基金」。特に治療薬開発の支援のために展開している「せりか基金賞」の研究募集が、2018年も始まりました。

※この記事は募集が終了次第、掲載を終了いたします。

せりか基金とは?

講談社漫画雑誌「モーニング」で連載中の「宇宙兄弟」に登場する、医師で宇宙飛行士の「伊東せりか」の名前から採用されています。せりかの父親はALSで亡くなっていて、彼女はその治療薬開発のために奮闘するなど、作中でALSは重要なキーワードとして登場しています。

このプロジェクトは漫画の作者・小山宙哉さんのエージェントを務める株式会社コルクが2017年5月にスタートさせました(現在は一般社団法人を設立し、「一般社団法人せりか基金」として運営)。基金創設に込められた思いについて詳しくは、「ALSの治療薬開発と啓発へ~漫画「宇宙兄弟」から始まった『せりか基金』の思い」をご覧ください。

また、いしゃまちのALSに関する記事は「6/21は『世界ALSデー』。知ってほしい、この難病を」にまとまっておりますので、ぜひご一読ください。

せりか基金賞とは?

せりか基金では、プロジェクトの趣旨に賛同した方々から集められた寄付金の一部を、原因究明及び治療法に関する研究に助成しています。助成金は2件ほどの研究に対して、1件につき最大300万円です。昨年12月に開かれた第1回目の受賞式では、応募の中から2名の研究者の手に助成金が渡りました。

2018年度は10月26日(金)まで募集しています。プロジェクト責任者の黒川久里子さんは「せりか基金はALSが治る未来を作ってくださる研究者の方々の手助けができるよう活動しています。 せりか基金賞の助成金が研究を前に進める一助になれば幸いです。 ご応募をお待ちしております。」と呼びかけます。

募集要項の詳細は「せりか基金」賞ページでご確認ください。

せりか基金に興味がある方、ぜひ募金を!

ALSの治療薬開発は、一朝一夕で叶うものではありません。研究を継続して支援していくためには、寄付金を安定して集める必要があります。

せりか基金では、Tシャツやシリコンバンド、ステッカーなどのチャリティグッズを販売して寄付を募っています。関心がある方は、ぜひ「せりか基金STOREをチェックしてみてください。また、せりか基金は他の企業や団体などとコラボを展開することもあります。コラボへの思いについては「ALSを治せる病気にする後押し~せりか基金が取り組むコラボとは」に掲載しています。

ALSの原因究明・治療法の研究を助成!せりか基金賞が応募受付中