嵐・相葉雅紀が主演ドラマで共演者たちに「泣かされた」という。

 10月12日にスタートした連続ドラマ「僕とシッポ神楽坂」(テレビ朝日系)の制作発表会で、その顛末が明らかにされた。10月7日、物語の舞台である東京・神楽坂で行われた会見に出席したのは、相葉や広末涼子、イッセー尾形ら。神楽坂の動物病院を舞台に、相葉演じる獣医と人々との交流を描くハートウォーミング・ストーリーだ。

「収録中の苦労を聞かれた相葉は、『大変なことですか?大変なことは特になかったですよ。撮影していて、ストレスになることもなかったですけど。暑さ?汗はかいたけど、大変なことじゃないですよ』と否定。暑さには慣れっこの高知出身の広末がネをあげるほどの酷暑での撮影だったが、まるで終わってしまえばすべていい思い出と言わんばかりの調子だった」(テレビ誌記者)

 そんな相葉が、「いない人のこと言うのはアレですけど」と前置きして、口を尖らせ“告発”したのが、村上淳イッセー尾形の名前。「この2人は本当にひどいです」と、こうまくし立てた。

「シーン始まって最初のうちは台本通りにやってくれるんですけど、途中から何か『あれ?あれ?』っていう感じでね」

 アドリブを連発されてオタオタしたという相葉だが、これに対して、イッセーは「何やっても許されるなと思っちゃうんだよね」と、“いい人キャラ”の相葉ならではの「かわいがり」だったことを明かした。

「もっともイッセーアドリブ大好き俳優。ことあるごとに仕掛けてくるんです。3年前の映画『先生と迷い猫』で、染谷将太相手に台本無視の即興芝居を仕掛けたところ、どんな台詞にも食らいついてくる役者根性に大いに惚れ込んだそうです。相葉の棒演技を何とかおもしろくしようとベテランなりに骨を折ったのか、ぶっつけで臨機応変に返す技を体得させようと相葉を“特訓”したのかは、わかりませんけどね」(映画ライター)

 どんな場面に仕上がっているかを楽しみながらドラマを見るのも一興かもしれない。

(塩勢知央)

アサ芸プラス