女優の柴咲コウが、アパレルブランド「MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」を新たに立ち上げた。10月11日には、都内で発表記者会見も行われ、自身初となるブランド立ち上げについて、柴咲は今年で芸能生活20周年の節目であり「たくさんの方とかかわり、ドラマだったり映画、アーティスト活動をしてきたので、違う手法でもの作りをできるんじゃないかと、会社を立ち上げました。自分がほしいと思ったもの、作りたいものをもの作りできるかなと思った」と思いを語っている。

「柴咲が企画やデザインなどすべて手掛けるようで、さらに原料には天然素材や再生繊維など、生産背景にもこだわっています。すでにネットでブランドの準備サイトも立ち上げており、事前に会員登録するとサイト正式オープンに関する情報を事前にメールで知らせるという手筈も整えています」(ファッション誌ライター)

 柴咲は、一昨年の11月にIT関連企業の会社「レトロワグラース株式会社」(以下、レトロ社)を立ち上げている。昨年には投資会社「Bダッシュベンチャーズ」とゲーム制作などを手掛ける「モブキャスト」から資金を調達、増資している。今回のブランドもレトロ社内の事業の一環として発足したようだ。

「レトロ社を立ち上げた年は、柴咲は翌年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』での主演が決まっていました。そのため、“おんな城主が女社長に”とも言われていましたね」(女性誌デスク

 しかし、今回の新ブランド立ち上げについては、一部関係者から懸念の声も上がっている。

「レトロ社では食品などを販売していますが、公式サイトを見ても、取り扱っている商品は『ごほうびレトルト』やルームフレグランスなどたったの5品(10月12日現在)。いくらなんでも少なすぎます。レトロ社は1億6000万円もの資金調達をした経緯もありますし、これではいつまでたっても回収できません。今回のブランド立ち上げで少しでも売り上げがアップすればよいのですが…」(前出・ファッション誌ライター)

 おんな城主がまさかの“背水の陣”。果たして新ブランドは会社の起爆剤となり得るのか!?

(窪田史朗)

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