大阪市鶴見区に住む33歳の男性会社員がストーカー規制法違反の疑いで15日までに逮捕されたことが判明。その驚きの手口に驚きの声が上がっている。

 逮捕された男は昨年12月から今年5月にかけ、Facebookなどの電話番号検索機能を悪用。検索欄へ手当たり次第に電話番号を入れ出てきた写真を確認し、好みの女性だった場合、電話をかけていたという。

 それだけでもかなり気持ちの悪い行為だが、男は兵庫県伊丹市の女性ら5道県に住む8人の女性にしつこく電話をかけ、卑猥な言葉を発していたことも判明。Facebookは今年4月に電話番号検索機能を廃止したが、無料通話アプリ「LINE」は検索機能がついており、そちらでしつこく電話をかけ続けていた。

 男は動機について、「女性とつきあいたかった」と供述。そして、犯行については「2年間で約30人に何度も電話を掛け続けた」と話している。女性への執念が、曲がった方向に向かってしまった模様だ。

 この奇妙かつ恐ろしい事件に、ネットユーザーはドン引き。「執念が気持ち悪い」「電話番号検索機能があることが恐ろしい」など、呆れる声が噴出している。一方で「気持ちだけはわかる」など、同情を口にするユーザーもいた。

 現在Facebookは電話番号検索機能を個人情報流出の恐れがあるとして廃止しており、同種の犯罪は行うことができない。しかし、LINEについてはIDの電話番号検索機能が現在も実際に実装されており、検索されないようにするためにはプライバシー設定の変更が必要となる。

 増加するSNSを介した犯罪。被害に遭わないためにも、安易に現在地を明かさない、住んでいる場所を特定されるような投稿をしない、検索されないようにするなど、プライバシーを自分で守ってほしい。

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