■「久々に違う女の子を生きる不安もありますが、新鮮な気持ちで頑張りたい」(永野芽郁)「作品に真正面から向き合って、変わらない映画への愛を注いでいきます」(北村匠海

【画像】甲斐翔真、松本穂香、今田美桜ら他の共演者

株式会社KADOKAWAが発行する感涙のラブストーリー『君は月夜に光り輝く』(著・佐野徹夜、メディアワークス文庫)が、永野芽郁(ながの めい)と北村匠海きたむら たくみ)のW主演により、2019年3月15日公開で映画化されることが決定した。
小説『君は月夜に光り輝く』は、大切な人の死から、少しだけなげやりに生きている高校生・岡田卓哉(おかだ たくや)と、月の光を浴びると体が淡く光る不治の病「発光病」にかかった余命わずかのクラスメイト・渡良瀬まみず(わたらせ まみず)との交流を描いたラブストーリー。

著者・佐野徹夜のデビュー作である本作は、日本最大級の小説公募新人賞「第23回電撃小説大賞」で審査員から高い評価を受け、大賞を受賞。審査員ほか多くの作家から絶賛され、2017年2月の発売以来“圧倒的な感動作”として、幅広い世代に読まれているベストセラー。 2018年9月現在、『君は月夜に光り輝く』は累計発行部数30万部を突破している。

映画『君は月夜に光り輝く』で、難病のヒロイン・渡良瀬まみずを演じるのは、NHK連続テレビ小説『半分、青い』(2018年度前期)でその演技力が高く評価され、一躍全国区となった女優・永野芽郁。同級生の岡田卓也を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』でアカデミー賞新人俳優賞を受賞し、ダンスロックバンド、DISH//のメンバーとしても活躍する北村匠海。若手俳優陣の中でも抜群の演技力を持つふたりが、確実に迫りくる死に向き合いながらも「人生の質」を求めることを選択し、強く美しく生きる高校生を瑞々しく演じる。

そのほかに、甲斐翔真、松本穂香今田美桜、優香、生田智子、長谷川京子、及川光博と、フレッシュなキャストから実力派まで多彩なメンバーが集結。

監督・脚本は、第41回日本アカデミー賞優秀作品賞、話題作品賞を受賞した映画『君の膵臓をたべたい』を手がけ、人間描写に定評のある月川翔が務める。

映画化の決定した『君は月夜に光り輝く』と、珠玉の物語を紡ぎ出す作家・佐野徹夜の活躍に注目だ。

永野芽郁 コメント
最初にお話をいただいたときから絶対にやりたい! と思う役だったので、月川監督の作品に出演できるという喜びと、まみずという、いろんな時間を重ねていくたびに魅力的な儚さを持つ女の子を演じることができるのが本当にうれしいです。
朝ドラ出演後、初の映画出演となりますが、なんだか朝ドラのテンポ感に慣れてしまって、久々の映画の現場に緊張しています。そして久々に違う女の子を生きる不安もありますが、新鮮な気持ちで向き合って頑張りたいと思います。
北村匠海さんとはまだあまり現場でご一緒していないのですが、居心地の良い方なので、最後まで穏やかに落ち着いた雰囲気のままできるんじゃないかなと勝手に思っています(笑)。
原作を読んでみて、まず表紙を見たときに、とても綺麗なのにどこかとても儚い印象がありました。最後まで読み終わったときに表紙の意味がわかって泣きました。まみずの心の言葉を自分が演じることで壊さないように、お守りとして原作と共に撮影に臨みたいと思います。

北村匠海 コメント
今回、『君は月夜に光り輝く』にて岡田卓也役を演じることになりました北村匠海です。まず月川監督とまた映画を作れることが純粋にすごくうれしかったです。温もりがあり、そして緊張感もある現場で芝居をすることがとても楽しみでワクワクしています。
原作、台本を読んでみて、すごく純度の高い、そして人として大事なテーマである“命”を扱う映画に再度起用していただけたことについて、とても感慨深く、“卓也”を精一杯生き抜きたいと思います。素敵なキャスト・スタッフの皆様と、そして初共演の永野芽郁さんとこの物語を大切に紡いでいきたいと思うと同時に、僕自身この作品に真正面から向き合って、変わらない映画への愛を注いでいきます。完成を楽しみにしていてください!

■監督・脚本:月川翔 コメント
あらすじを読むと[肌が光る病気の話]と思うかもしれません。しかしこれは[命の輝き]を描く物語です。命が終わろうとするときに、あらたな始まりを見つける光のような。原作は佐野徹夜さんのデビュー小説であり、佐野さんの人生に根差した大切な一作だと感じました。心して映画化に臨みます。
主演の永野芽郁さんは、僕がこの原作を読んでいる時期にCMでご一緒して、イメージにピッタリだと運命的に感じ出演オファーしました。北村匠海さんは『君の膵臓をたべたい』で信頼関係を結べており、真っ先に頭に浮かびました。というか彼以外考えられなかったです。この心強いキャスト・スタッフとともに、[生きること]の感動をお届けできるよう頑張ります。

■原作『君は月夜に光り輝く』著者:佐野徹夜 コメント
月川監督、主演の永野さん、北村さんによってどんな素敵な映画になるのか、僕もひとりの観客として今からとても楽しみです。
この作品の原作小説は、僕のデビュー作です。だからなのか、やっぱり、過剰な思い入れがある。主人公は自分の分身のようなところがあるし、そんな十代の思春期の悩みとか魂みたいなものを、僕は作品に込めた気がします。生まれてきて死んでいくこの不条理な人生を、どうやって受け止めればいいのか。作品が終わったあとも続いていく人生の、何かの助けや支えになるような、生きていくことをほんの少しでも肯定できるような、そんな心に残る作品であってもらえたらと願っています。
人生は無じゃないし、生きてることには意味がある。そんな当たり前かもしれないことを思うのに、十五年くらいかかってしまった、あまり立派ではない僕からのメッセージでした。

■イラストレーター:loundraw コメント
映画化おめでとうございます。初めて原稿を拝読してから、もう2年が経とうとしていることが驚きです。読み終えたときの衝撃は計り知れず、ひとりでも多くの方に読んでほしいと感じたのを覚えています。卓也とまみずの一瞬の物語は、きっと誰しもの心の中に残っていて、その輝きにまた出会えるのが何よりうれしいです。『君は月夜に光り輝く』を愛する皆さんと一緒に、ふたりの行く末をこの目で見届けたいと思います。

■プロデューサー:岸田一晃 コメント
小説の「大切な人の死にどう向き合うべきか」というテーマに引き込まれ、その先に描かれた「命の輝き」に心が震えました。すぐさま月川監督にストーリーをすべて口頭で伝え「これは届けなくてはいけない映画です」とオファーしました。朝ドラも経て、瑞々しい生命力と儚さを合わせ持った永野芽郁さん。『キミスイ』で“人が生きる意味”を体現し、涙をさらった北村匠海さん。若手俳優では群を抜いた演技力を持つ2人の化学反応が映画を色鮮やかにすると思いました。今を生きる人に伝えたい“命の希望”が詰まった映画です。

映画情報
『君は月夜に光り輝く』
2019年3月15日(金) 全国東宝系劇場にて公開
出演:永野芽郁 北村匠海
甲斐翔真 松本穂香 今田美桜 / 優香 生田智子 長谷川京子 及川光博
監督・脚本:月川翔 (『君の膵臓をたべたい』『センセイ君主』ほか)
(C)2019「君は月夜に光り輝く」製作委員会

『君は月夜に光り輝く』特設サイト
http://mwbunko.com/special/kimitsuki/
(M-ON! MUSIC NEWS)
掲載:M-ON! Press