海外で寿司を食べ続けていると、値段の高さとマズさで心が折れそうになってくることがある。
それでも食べ続けるのが記者の使命だが、先日食べた「フランス産冷凍寿司」がマズすぎてさすがに嫌気がさしてきた。
■寿司以外の米を食べに中華料理店へ
(©ニュースサイトしらべぇ)
だが、寿司は嫌でも米を食べたくなるのが日本人というもの。しかし記者がいま滞在しているフィンランドのロヴァニエミには、日本人経営の和食店はない。
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そこで、本格派中華料理店と店先に書いてある「大中華」へ行き、日本人も大好きな中華料理のチャーハンを食べることにした。
■左側に不穏な空気を醸し出すポスターが
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だが、店内に入ると左側になにやら不穏な空気を醸し出すポスターが見える。
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なんと、テイクアウト用の寿司が13.8ユーロで売っていると書かれているもの。本格派中華料理店なのに、寿司の持ち帰りを売っているってどういうことなの…。
■仕方ないので注文すると
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もう寿司の呪いから逃げられないことを悟った記者。中華料理店で寿司を注文するという謎の行為をまたもしてしまった。
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気になる味は、正直に言って「よくある海外の美味しくない寿司」レベルである。食えなくはないが、やはり米がギチギチで微妙な食感。
ただ、唯一の救いは北欧なのでサーモンが新鮮で美味しいこと。中国で食べた回転寿司『万歳寿司』は、サーモンも生臭く地獄のようだったので、それにくらべればはるかにマシである。
■チャーハンはウマい
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寿司が美味しくないのはなんとなく予感していたので、別で注文した『功夫炒飯』は、なかなかの味。
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パラッと炒められた米にイカや海老などの魚介、中華ソーセージの旨味が加わり普通にウマい。こういうのでいいんだよ的な味である。
■海外では日本も中国もおなじ?
中華料理店で寿司を売っていたのは意外すぎたが、まだ食べられるレベルかつチャーハンが美味しかったのが救い。海外では中国も日本もおなじような料理にとらえられているのが、なんとなくわかって少し悲しくなる店であった。
■世界の庶民派寿司しらべぇ「ランク別店舗一覧」
【日本の同価格帯の店と同レベルかそれ以上に美味】
・韓国『すし孝』
・アメリカ『KURA Revolving Sushi Bar』
【日本の店よりは味・価格のいずれかが劣るが悪くない】
・ドバイ『SUSHI COUNTER』
・ドバイ『Manga Sushi』
【マズくていいから寿司を食べたいとき以外はやめたほうがいい店】
・中国『万歳寿司』
・アメリカ『WHOLE FOODS MARKET』(スーパーマーケット)
・フィンランド『大中華』(チャーハンはウマい)
【食べると体内の危険信号が真っ赤に点滅する店】
・アメリカ『サンアントニオナンバーワンの寿司』
・合わせて読みたい→サーモンは日本よりウマい! イギリスの寿司店『あたりや』がコスパ最強
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