『ミーツ・リージョナル 酒祭!! 2018』2018.9.27(THU)堂島リバーフォーラム

『ミーツ・リージョナル 酒祭!! 2018』

『ミーツ・リージョナル 酒祭!! 2018

関西の街ネタやグルメ情報を発信する情報誌『ミーツ・リージョナル』(京阪神エルマガジン社)が、美味しいお酒とフードで読者と盛り上がる“酒祭”が9月27日、「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区)で開催された。

今年で3回目の開催となるこの『酒祭』。多くの応募があったという人気イベントに幸運にも当選した約600人の読者が集い、音楽&トークもある盛りだくさんな約2時間の宴を満喫した。

入場料1000円(応募制)で、協賛スポンサーによるチューハイ、日本酒、ビールなどバラエティ豊かなお酒が試飲できる。お酒にピッタリのフード(すべて500円)は、過去に同誌の特集で表紙を飾った店や街を代表するレジェンド店から編集部が厳選。応募倍率が高いのも頷ける充実っぷりだ。

18時30分の開場前から多くの読者が集まり、入口では、「ウラなんば」特集のMeets Regional最新号とミネラルウォーターが入ったオリジナルトートバックがプレゼントされた。「酔っ払わないように、お酒の合間に適度にお水を飲んで」という編集部の気遣いがうれしい! ミネラルウォーターはMeets Regionalブースで販売も。

マンガ家・スケラッコさんのイラストが可愛いトートバック

マンガ家・スケラッコさんのイラストが可愛いトートバック

Meetsブースにもお楽しみが。Meets表紙なりきりパネルやMeets本誌でお馴染みのイラストレーター・辻井タカヒロさん、マンガ家・スケラッコさんによる似顔絵コーナー、完売したMeets本誌のバックナンバーの販売など読者必見のコーナーがたくさん。表紙ギャラリーでは、ボツになった表紙も展示されていた(撮影禁止!)

立ち読み大歓迎!終演後の二次会場所探しにも役立った!?

立ち読み大歓迎!終演後の二次会場所探しにも役立った!?

素敵な似顔絵を描いてもらえる似顔絵コーナー。予約制でほぼ並ぶ必要なし

素敵な似顔絵を描いてもらえる似顔絵コーナー。予約制でほぼ並ぶ必要なし

入場が落ち着いたところでFM802DJ・中島ヒロト落語家・桂二葉、編集長・竹村氏によるオープニングトークがスタート。参加者は、試飲ブースで好きなお酒を受け取り、乾杯の準備。みんなが整ったところで「カンパーイ!」

青いMeetsロゴのエプロンを着た編集部員も乾杯!

青いMeetsロゴのエプロンを着た編集部員も乾杯!

会場内ではどんなお酒が試飲できるのか!? 早速お酒大好きのSPICE取材班も実飲スタート!

やっぱり1杯目はビールでしょ! ということで『キリンビール』ブースへ。専用のビアディスペンサーから注がれるのは個性豊かな3種のクラフトビールクラフトビール作りのプロジェクト「SPRING VALLEY BREWERY」から甘味・酸味・苦味のバランスが絶妙なフラッグシップビールの「496」、ラズベリー果汁を加えたフルーティな「JAZZBERRY」、柔らかな甘味と上質な苦味が合わさり、まるでコーヒーのようなコクを感じる「Afterdark」をお試し! それぞれの個性豊かな味わいに感動。

クラフトビール専用のサーバー「タップ・マルシェ」から注がれるフレッシュなビール

クラフトビール専用のサーバータップマルシェ」から注がれるフレッシュなビール

左から『JAZZBERRY』、『496』、『Afterdark』

左から『JAZZBERRY』、『496』、『Afterdark

続いては三重県の蔵元『河武醸造』で美味しい日本酒を試飲。伊勢南部の紀州街道沿いの山里で仕込む銘酒「鉾杉」の名は、伊勢神宮の神木に由来するとか。ワインのような酸味と旨みが楽しめる「KH改多酸純米」、冷蔵熟成したコクとキレを追求した「特撰純米吟醸」、日本酒と柚子の香りを合わせた「柚子にごり酒」など5種すべてが試飲できるとあって、日本酒ファンにはたまらない! 柚子の香りが爽やかな新感覚の日本酒うっとり

5種もあってどれにしようか迷う……蔵元の方が丁寧に説明してくれます

5種もあってどれにしようか迷う……蔵元の方が丁寧に説明してくれます

 『宝酒造』ブースでは、近頃の酒場のレモンサワーブームを牽引するスッキリ&甘くない「寶・極上レモンサワー」シリーズの2種のチューハイを用意。お店でレモンをギュっと絞ったような香りが爽快な『瀬戸内レモン』、皮までまるごとすりおろした「丸おろしレモン」を飲み比べ。炭酸ののどごしも最高! 甘くないので食事を邪魔しないのがGOOD。

持ち運びやすいスタンドに2種を注いでくれる

持ち運びやすいスタンドに2種を注いでくれる

清酒発祥の地・奈良の『梅乃宿酒造』からは2種を用意。女子に人気の「あらごしもも」は、ピューレ状にすりつぶした白桃をさらに丁寧に裏ごしして日本酒とブレンドした果実感あふれるリキュール。とろりとした質感がたまらない。ジュース感覚でぐびぐび飲んでしまう。美味しすぎてキケンなお酒です……。

左から『純米三酒 純米大吟醸 吟』、『あらごしもも』

左から『純米三酒 純米大吟醸 吟』、『あらごしもも』

麦焼酎「いいちこ」でお馴染みの『三和酒類』が提案するのは、麹を使った日本独自の酒造りの技に和の天然ボタニカルを加えた新しいスタイルのスピリッツ。スタンダードな「TUMUGI」、旬の時期に収穫した土佐文旦を使用した「BUNTAN」、ホワイトオークの新樽で貯蔵した「NEW OAK CASKSTORAGE」の3種の中から「TUMUGI」を用意。麹が醸し出す豊かな味わいのお酒は、当然和食にピッタリ! ライムやレモンを添えたソーダ割りで提供され、新感覚のスピリッツに興味津々な読者が大行列をつくっていた。

ワインボトルのような瓶もスタイリッシュでおしゃれ

ワインボトルのような瓶もスタイリッシュでおしゃれ

創業150年を迎える鹿児島の老舗酒造『田酒造』が、今秋リリースする新作焼酎も気になる。独自の熟成技術により生まれた「香熟芋」で仕込むことで甘くまろやかな飲み口と、みずみずしいライチのような香りを実現したこの焼酎。炭酸水で割ると爽やかな香りが口内で弾ける。芋焼酎は香りが苦手という人もこれはかなり飲みやすいのでは?

芋焼酎『DAIYAME』。炭酸割りがおすすめ。スパイシーな料理にも合いそう

芋焼酎『DAIYAME』。炭酸割りがおすすめ。スパイシーな料理にも合いそう

試飲ブース全6ヵ所で試飲をして、スタンプを集めると達成賞として、Meetsおちょこ、Meetsステッカーがプレゼントされた。未達成の場合もステッカーをプレゼント!

各ブースでスタンプをもらうのも楽しい

各ブースでスタンプをもらうのも楽しい

会場内にいるエプロン姿の編集部員に声を掛けると、先着でMeetsオリジナル缶バッチがプレゼントされるというお楽しみも。雑誌編集者と読者との交流もこのイベントの楽しいところ。

参加者1人につき1個限り

参加者1人につき1個限り

そしてそんなお酒たちに合いすぎるスペシャルなフードメニューもチェック!! Meets読者にはおなじみの店がズラリ!

一番最初に売りき切れとなり、大人気だったのが天満橋コスパ最強の鮨店『鮨と日本酒の奢酌楽』のお弁当。ブリカマ用の大根おろしと醤油も添えられていて、アテ仕様でもあり、ツルっと冷やしうどんでシメられる万能な内容。

鮨と日本酒の奢酌楽『鰻丼、ブリカマのお弁当 冷やしうどん付き』

鮨と日本酒の奢酌楽『鰻丼、ブリカマのお弁当 冷やしうどん付き』

居酒屋的アテのほか、定食類や中華そばまで昼夜オーダーできる大衆食堂的な人気店『大衆食堂スタンドそのだ』もMeetsっ子にはお馴染み。系列店の『玉造パンヤ』のパンを使い焼き上げた「チャーシューエッグサンド」と「キーマカレーサンド」は食べごたえありで、ビールにピッタリだった。

大衆食堂スタンドそのだ『チャーシューエッグサンド』

大衆食堂スタンドそのだ『チャーシューエッグサンド』

FBのカレーコミュニティ「口癖はカレー」を主催する三嶋さんとカヨさんによる水曜限定ショップ『ニッポンカリーオルタナ。』もオリジナルアテで参戦! 一番最初に完売し、三嶋さんも「こんなに海老が人気とは!(笑)」と驚いた「エビカリーショートパスタ」をはじめ、

キャベツでヘルシーに仕上げた出汁推しの「お好み風カリー」、砂糖や醤油を使わないオルタナ流の「カリー肉じゃが」と盛りだくさんなラインアップで楽しませてくれた。

ニッポンカリーオルタナ。『お好み風カリー』

ニッポンカリーオルタナ。『お好み風カリー

目の前で仕上げる焼き立て作りたてのジューシーなハンバーガーとクラフトビールの最強コンビが楽しめる 『イエス!バーガー』からは、酒祭限定のスペシャルなホットドックを。お店で使用しているバンズに白金豚ソーセージをはさんだ「YESHOTDOG!?」は、ノーマルタイプとハラペーニョでピリっと辛いスパイシーの2種を用意。オニオンフライもカリっといいアクセントに。

イエス!バーガー『YES!HOTDOG!?』

イエス!バーガー『YESHOTDOG!?』

街のレジェンド枠からは最新号でも特集されているウラなんばの番長『鉄板野郎』が登場。

店でも手の込んだ絶品アテが勢揃いするが、酒祭にもスペシャルなメニューを。「あたり前やけど原価割れ!今日店つぶす覚悟や!」と気合がみなぎるメニューはなんと「A5国産黒毛和牛サーロイン湯葉巻き焼き」と「猪の串焼」という2品。贅沢すぎる至極の肉メニューに大行列ができていた。

鉄板野郎『A5国産黒毛和牛サーロイン湯葉巻き焼き』

鉄板野郎『A5国産黒毛和牛サーロイン湯葉巻き焼き』

そして福島の路地にて心地良い村を形成する『ポルチーニ』グループも忘れてはならない街のレジェンド。「黒糖ジンジャーブレッド」とタイのソウルフード「チェンマイソーセージ」という個性的な2品を提供してくれた。お酒との相性がバツグンすぎて、家呑み用のお土産に買って帰りたいと嘆く女子多数。

ポルチーニ『黒糖ジンジャーブレッド』『チェンマイソーセージ』

ポルチーニ『黒糖ジンジャーブレッド』『チェンマイソーセージ

イベント中は、桂二葉・ミサイルマン西代のふたりが全ブースをまわり、試飲実況や詳細な食レポを。その様子がモニターに映し出され、会場を大いに盛り上げた。全ブースをリポートし終わった頃にはほろ酔いに(笑)。

梅乃宿酒造の純米大吟醸を味わうミサイルマン西代

梅乃宿酒造の純米大吟醸を味わうミサイルマン西代

イベント後半にはステージにて、クイーン・オブ・シティポップこと土岐麻子のライブも行われ、お酒片手に透明感あふれる彼女の歌声に酔いしれる参加者たち。しっとりとピアノに合わせて透明感のある歌声を響かせた「Blue Moon」、9月中に歌いたかったというアースウィンド・アンド・ファイアーのカヴァーSeptember」、ヒット曲の「Gift~あなたはマドンナ~」など緩急のある5曲を披露し、至福の空間をつくりだしていた。

白のドレスに身を包んだ彼女が登場すると大歓声が

白のドレスに身を包んだ彼女が登場すると大歓声が

19時からスタートした2時間の贅沢な宴は、大盛況の中あっという間に終演。新商品も多数ラインアップされていた試飲ブースは最後まで行列となり賑わっていた。また来年も当選しますように! そう願いながら、まだまだ飲み足りない読者はMeets片手に夜の街へと消えていった。

取材・文=岡田あさみ 撮影=高村直希