興行収入ではマーベル映画に押され気味のDC映画。「マーベル・シネマティック・ユニバース」に対抗する「DCエクステンデッド・ユニバース」を展開中だが、俳優エズラ・ミラーが主人公のDCスーパーヒーローフラッシュを演じる単独映画の製作が延期されたという。 

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 超高速移動できる超能力を持ったスーパーヒーローフラッシュの活躍を描くタイトル未定の単独映画。2019年初めにクランクインすると報じられていたが、Varietyによると、米ワーナー・ブラザースが撮影時期を遅らせたという。

 情報筋の話では、来年3月ころから撮影開始が見込まれていたとのことだが、脚本にさまざまな修正が入っており、完成まで時間が掛かるとスタジオ側が判断したという。しかしそうなると、問題が生じる。

 主演のエズラは『ハリー・ポッター』シリーズのJ・K・ローリングが脚本を手がけるスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』シリーズでクリーデンス・ベアボーンを演じており、第3弾の撮影が来年7月から始まる予定のため、スケジュールの再調整が必要になってくるとのことだ。

 フラッシュ単独映画は現在、2019年後半の製作開始を見込まれており、全米公開は当初の予定だった2020年ではなく2021年に流れ込むことになるという。監督は降板したリック・ファムイーワ監督に代わり、トム・ホランド主演『スパイダーマン:ホームカミング』の脚本を担当したジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシスデイリーが務めることになっている。

制作延期が予想されるエズラ・ミラー主演フラッシュ単独映画(※『ジャスティス・リーグ』場面写真)(C)AFLO