寒い季節には、駅のホームで気軽に買える温かい缶スープ飲料がありがたいもの。忙しい日の移動中、ふと小腹が空いたときについつい手が伸びてしまう。

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コーンスープおしるこをはじめ、近年ではデミグラスープなども自販機展開しているJR東日本ウォータービジネスの「acure<アキュア>」ブランドは、永谷園と共同開発した気仙沼ふかひれ使用 ふかひれスープを本日2018年10月16日より販売開始した。

開発担当者が(サメのコスプレで)編集部に襲来!
なぜかサメのコスプレ、しかも猛ダッシュで編集部に襲来した開発担当者の石原さん。サメ映画ならパニックになるところだが、可愛らしい女性の方でよかった。

編集部にサメのコスプレで現れた開発担当者の石原結衣さんいわく、「電車を待っているときや小腹がすいたときなどに、高級感のあるふかひれスープを気軽なプライスで楽しんでほしくて」とのこと。気仙沼ふかひれの粉末100%を使用し、開発にはなんと2年半もの歳月がかかっているという。

なるほど。サメに扮するほどの意気込みで開発に臨んだ石原さんが、まさに身を粉にして作り上げた逸品というわけだ。

さっそく試飲してみると、椎茸の旨味とごま油オイスターソースといった香りが広がり、たしかにこれまでの缶スープにはない中華テイスト

具材はなく、さらっとしたスープ。ある程度の期間自動販売機にあっても液色が変化しないよう工夫されているという。

ふかひれはパウダー状なので具としては存在せず、飲用感もサラリとした感触。コーンのような固形の具材でお腹を満たすというより、ちょっと舌が塩味を求めているときに欲しくなる味わいである。また、にんんくや生姜の風味が効いているので、仕事中の「もうひと頑張り!」なんて場面でも活力をもらえそう。

この冬は過去最大級のスープラインナップ
JR東日本ウォータービジネスでは、商品開発にSuicaの利用データなどを活用しているといい、缶スープ飲料においても定番の「コーンスープ」、夜間に売れ行きが好調な「みそ汁」、寒さが厳しくなりお正月周辺になると販売が伸びる「おしるこ」など、バリエーションに富んだ商品を開発している。この冬は過去最大級のスープラインナップ展開になるということだ。

本日発売された『気仙沼ふかひれ使用 ふかひれスープ』の価格は140円と、一般的な缶飲料と比較すると若干高価格ではある。だがエキナカ自販機では2016年に発売した『贅沢デミグラスープ』が170円という高価格帯にもかかわらずヒット商品になっているなど、ここ数年の自販機スープカテゴリー売上実績は年々上昇傾向。今回もヒットを狙えるのではないかと、開発者も自信をのぞかせる。

駅のホームで気軽に楽しめる高級食材スープ。これからの寒い季節に小腹がすいたらぜひ試してみてほしい。

関連サイト
気仙沼ふかひれ使用 ふかひれスープ | 商品紹介 | acure<アキュア>

text渡辺 "d." 大輔(編集部)
(d.365

掲載:M-ON! Press