先月6日のニューヨークを皮切りに、ロンドン、ミラノ、パリの4大都市を巡って、今月2日に終了した今秋のファッションウィーク。一流ブランドのランウェイを歩くのはモデルにとって最高のステータスだが、今回のコレクションで最も多くの有名ブランドに起用されたのは、弱冠17歳のカイア・ガーバーだったという。

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スーパーモデルシンディクロフォードを母に持つカイアは、ちょうど1年前のファッションウィークでランウェイ・デビューを果たしたばかりだ。デビューと同時に一気にスターダムに駆け上り、今秋のファッションウィークではニューヨーク、ミラノ、パリの三都市を縦断して、25のショーに出演。最も多忙を極めた9月20日のミラノ・コレクションでは、何と1日に4つのショーでキャットウォークを披露したという。しかもその4ブランドは、マックスマーラにフェンディ、プラダにモスキーノと、イタリアを代表する一流ブランドばかりというから驚きだ。

ロンドン・コレクションには参加しなかったものの、シャネルヴェルサーチ、ラルフローレンにサンローランなど、ファッション界を代表するブランドでランウェイを踏み、その人気ぶりを見せつけたカイア。母シンディからの手ほどきなのか、カイアは出演したショーへの賛辞や、デザイナーへの感謝のメッセージをSNSに投稿することも欠かさない。スタッフが代わりに行っているのかもしれないが、ブランド側にとってありがたい宣伝に変わりはなく、模範的なマナーも好感度が高いらしい。

一般からは2世モデルへの反感や、10代の女の子が高級ブランドを着ることへの違和感を示す声も少なくないが、「カイアが美しいことは否定の余地なし」「このスタイルなら、シンディの娘でなくてもデビューできたはず」と言う意見も同じぐらい多い。今後10年、20年かけて母のような超一流モデルに成長していくと思わせる存在感は、既に十分すぎるほど伝わっているようだ。

UK在住/シャオ(Movie Walker)

シンディ・クロフォードの娘、カイア